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2019年2月14日木曜日

2/25(月)爆クラ!<第78夜> 『 爆クラアースダイバー報告会 クラシック音楽にできること』

クラシック音楽の新しい聴き方を提案する、ポストクラブ時代のトーク&リスニングイベント爆クラ。この爆クラがクラシック音楽を体感する「場の表現」として新にスタートさせたのが、その名も「爆クラアースダイバー」という企てです。


すでに昨年末12月1日、岡山県倉敷市の瀬戸内海に面した児島、という場所で、第1回目を無事に終えることが出来ました。今回は惜しくも当日岡山まで行けなかった、という方々に、当時の模様をガッツリ伝える報告会(という名の打ち上げなのか・・・)と、コレからの爆クラアースダイバーについてのティーチインを行います。


企てのパートナーである、音響マエストロ、アコースティックリバイヴの石黒謙さんが、70人キャパの遊覧船にどのように音を響かせたのか、そして、今後の展開は、というあたりは、オーディオ、音響に興味のある方には必聴の会かも。


予約はこちら↓
http://haremame.com/schedule/65777/



そう、実はこういうことが私はやってみたかったのだ!  というこの試み。もともと、クラブカルチャー出自の私としては、2000年前後に日本でホンの一瞬体験できた「レイヴ」という環境×音楽×身体のシーン芸術(あえてそう言わしていただきます)がもちろん下敷きにあります。つまり、クラシック音楽をコンサート会場から脱出させ、自然や建築物などの「環境」の仲で、温度や匂い、風やうつろう自然光の中で聴く=体感するというもの。


何を行ったかというと、70人キャパの遊覧船をチャーターして、サウンドシステムを搭載し、第1便がサンセット時の瀬戸内海に、第2便が水島臨海工業地帯の工場夜景とともに漆黒の闇の中を船出したわけですが、結果、たぶん一度もクラシック音楽に向き合って聴いたことがない荒くれ漁師町の殿方のひとりが、ブルックナーの交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」を船の中で聴いて「今まで、忘れていた子ども時分の記憶と重ね合わせて聴いていた」と、まるでプルーストの『失われた時を求めて』状態になっていたという話を聞いて、ちょっと感動しましたよ。


当日は、何とドローン二台を飛ばして、記録&ブロモーション映像を制作。カンヌ広告祭常勝の映像制作で知られる高橋聡プロデューサーのもと、ディレクターに現在PV界を騒がせている若き才能のスパイキー・ジョーさんが、その辣腕を振るってくれており、彼らも今回ゲストとして参戦。その映像をみなさまとともに観て、そして語っていきます。

クルージングのアフターパーティーに、DJを担当していただいた、クラシック部門の指揮者の坂入健司郎さん、昭和歌謡部門の吉岡洋美さんの両名とともに、ゲストととして、遊覧船のお膝元である、鷲羽山下電ホテルの社長、永山久徳さんも岡山から駆けつけてくれます。


ロケハンに行った時に一目惚れしたこのホテル、ピンク色の外観とモダンデザインが70年代のマイアミのリゾートホテルですかい?! というほどの素晴らしさですが、社長の永山さんはそのほかにもクラウドファウンディングを含めた様々な仕掛けをしています。そういった観光最前線と、クラシック音楽のコンテンツ性などの話も興味深いところ。というわけで、音楽に何ができるか?! というソーシャル・アートにも通じる話などにもふれていく所存。

音楽の聴き方にまたひとつ深みが加わる、刺激的な一夜になるはず
ぜひ、お運びあれ。



湯山玲子
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爆クラ!<第78夜> 『 爆クラアースダイバー報告会 クラシック音楽にできること』

2月25日(月)
door open 19;15�start 20:00

場所 : 晴れたら空に豆まいて【東急東横線代官山駅正面口徒歩2分/東京都渋谷区代官山町20-20 モンシェリー代官山B2 T. 03 5456 8880 F. 03 5456 8881】
http://haremame.com/schedule/64502/9

前売り 3000円 / 当日 3500円 + 1D 600円�学生 前売り 1500円 / 学生 当日 2000円 +1D 600円

■ 入場は整理番号順
■ 要別途1ドリンク代金600円
■ 会場は畳敷き(椅子席あり)

メールでのご予約
電話でのご予約
予約はこちらから
http://haremame.com/schedule/65777/



ゲスト

石黒謙
いしぐろけん
(ACOUSTIC REVIVE代表)
日本が誇るオーディオケーブル・アクセサリーメーカー、ACOUSTIC REVIVE代表。その製品は世界各国で高い評価を受けており、フランスの音楽誌diapasonにおいて三度の金賞に輝く。アジア各国で「音神」と呼ばれ、独自の音質向上術により世界最大のオーディオイベントであるドイツミュンヘンハイエンドショーにおいて関与したブースを450社中最も音の良いブースに与えられるベストサウンドアワードに3年連続で導いた。音響調整技術はオーディオに留まらず、大手レコードメーカーのスタジオやライヴハウスの音響調整など多岐に渡る。


永山久徳
ながやまひさのり
(株式会社下電ホテル代表取締役社長)

筑波大学大学院(環境科学研究科)修了後、東急不動産株式会社で修行。株式会社下電ホテル(鷲羽山下電ホテル)入社後、株式会社ホテルリゾート下電(ゆのごう美春閣)、株式会社石切ゆめ倶楽部(ホテルセイリュウ)設立。厚生労働省検討会委員、衆議院国土交通委員会参考人などを経験し、メディアへの登場経験も多く持っている。活動として、トラベルニュースへのコラム「永山節考」連載、著書として「ながやま節考」、「ワカダンナフル」、CD「笑顔」(キングレコード)リリース、FMくらしき「つぶやきの泉」パーソナリティなども行っている。Twitter上では700万人ビューの投稿などもあるインフルエンサーでもある。



高橋聡
たかはしさとし
(フィルムプロデューサー《NION》)
太陽企画、Creative lab PARTYでプロデューサーとして活躍後、2013年に独立。 2016年、共鳴するフィルムメーカーらと国際的なプロダクションユニットNIONを設立する。ボーダーレスでクロスカルチュラルな現代のフィルムメーカーのスピリットに共感し、 真に刺激的で、真に哲学的で、真に新しく普遍的なフィルム制作を志す。Cannes Lions、One Show、CLIO Awards、D&AD他、国内外の150以上の広告賞・デザイン賞を受賞。


スパイキー・ジョン
(映像ディレクター、ヴィオグラファー(GROUNDRIDDIM)
ラップが社会的認知を得てヒップホップが世間に溢れかえった2016年。
ストリートの空気を瞬時に切り 取る独自の着眼点と機材についての豊富な知識を武器に、シーンに颯爽と登場した若干22歳の鬼才 映像監督。 初作品から2年間で40~50本の作品をリリースし続けるハイペースな作品量とそのクオリティは、第一 線で活躍する様々なアーティストから絶大な支持を受ける。


坂入健司郎
さかいりけんしろう
(指揮者)
1988年5月12日生まれ、神奈川県川崎市出身。これまで指揮法を井上道義氏、ウラディーミル・フェドセーエフ氏などに師事。13歳ではじめて指揮台に立ち、2008年より東京ユヴェントス・フィルハーモニーの音楽監督を務め、2016年には新鋭のプロフェッショナルオーケストラ、川崎室内管弦楽団の音楽監督に就任。2017年、湯山玲子氏主宰「サロン・ド・爆クラ!」にて、シェーンベルク「月に憑かれたピエロ」の連続上演を企画・指揮、2018年には東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団に初客演しオルフ「カルミナ・ブラーナ」を指揮、成功を収めた。




主宰·ナビゲーター
湯山玲子
ゆやまれいこ
著述家、プロデューサー。現場主義をモットーに、クラブカルチャー、映画、音楽、食、ファッション等、博覧強記にセンスが加わった独特の視点にはファンが多い。 NHK『ごごナマ』、MXテレビ『ばらいろダンディー』レギュラー、TBS『情報7daysニュースキャスター』などにコメンテーターとしても出演。著作に『女ひとり寿司』 ( 幻冬舍文庫 ) 、 『クラブカルチャー ! 』( 毎日新聞出版局 ) 『女装する女』 ( 新潮新書) 、『四十路越え ! 』( 角川文庫 ) 、上野千鶴子との対談集「快楽上等 ! 3.11 以降の生き方」 ( 幻冬舎) 。『文化系女子という生き方』 ( 大和書房)、『男をこじらせる前に』(kadikawa文庫) 等。ク日本大学藝術学部文芸学科非常勤講師。(有)ホウ71取締約。クラシック音楽の新しい聴き方を提案する爆クラ! 主宰。父は作曲家の湯山昭。
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2019年2月14日

次回の爆クラは2月25(月)。昨年12/1に岡山県は倉敷・児島でスタートを切った、言わば、クラシック音楽を自然に放つ試み『爆クラアースダイバー』の報告会を、当日、ドローン2台を飛ばして撮った、hiphop映像の若き鬼才、スパイキー・ジョンさんのPVとともに、その全貌をご報告します。

700人キャパの遊覧船をどう、リスリング環境にしたのか、という点は、音響全般を受け持ってくれた、石黒謙さん、パーティー部門でクラシックDJをやってくれた指揮者の坂入健司朗さん、映像ブロデュースを買って出てくれた、高橋聡さん、本拠地となった下電ホテル(モダンレトロ建築の至宝)社長の永山久徳さんらが、それぞれの「あの日」を語り、選曲の妙をお聞かせする特別な夜。

地方の時代、というビジネス面の話にも触れていく所存。
是非!!!

http://haremame.com/schedule/65777/?fbclid=IwAR1zV96OzZWJWdnAph_ZVTfZxKDkRn6Wc_e0vcaJOh_7fxHPK6iRHJB6TSY
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2019年2月12日火曜日

2019年2月12日


稀代の指揮者、テオドール・クルレンツィス&コパチンスカヤ&ムジカエテルナの来日公演、2日目が終わりましたが、はっきり言ってもうヘトヘトですわ!!! 何でかって? そりゃ、自分の集中力、感性、感情、知力を騒動員したからですよ。それほど、凄かった。凄くて、超越的なエネルギーだった。クリエイティヴに関するエネルギー問題は、今、一番語らなければならない案件で(なぜなら、それは高度消費社会では枯渇するようになっておるのだ)、もうもうその素晴らしい結果を体験したというヘトヘト・・・。

感動しつつ、分析しつつ、頭の中に光速でよぎっていく思考の断片を観察していく、という。今年に入ってから、妙に考え続けている「音楽に何ができるか」「音楽にできること」ということの、ひとつの大きな成果を目の当たりにした、という感じ。はっきり言って、これ級の演奏ならば、メンフィス命のブルース愛好家も、YMOフリークも、テクノ命のクラバーも、クラシック音楽、交響曲の魅力にたたき込む事ができるというものです。

2日連続で、コパチンスカヤ参戦のチャイコフスキー『ヴァイオリン協奏曲』。この極甘フレーバーの導入メロを彼女は、弦を浮かせる感じで淡々と展開するのですが、その「薄情さ」の温度がも・の・す・ご・くこの曲の、独特のメランコリーを現していて絶妙。そして、その彼女が繰り出す質感とオケ全体が全く同質。

それはクルレンツィスの企てでもあるわけですが、指揮者にも、オケのメンバーも、ソロの彼女も、ひとつの生物の各部位のように同じ体温、血潮がめぐっているような一体感そしてとてつもない生命観はいったい何なんだよっ!!! !! 弦のポウイングの途中からの、ステレオのボリュームつまみを少量上げるような音量の上げ方であるとか、恐ろしく上手いクラリネットを含めた木管8人衆の音響的使い方とか、コパチンの光速アレグロの粒立ちだとか、全く隙の無いディテールの積み上げは、クルレンツィスという指揮者が開いた、チャイコフスキーの創造世界にたどり着くためのひとつひとつのステップなのです。

そして、交響曲第6番「悲愴」ですよ。チャイコの交響曲は金管楽器の華やかさ、重厚さが魅力のひとつだと思っていたら、クルレンツィスの発想は違った。だって、このムジカエテルナ、金管はすべて2管なのですわ。木管と同レベルの金管、しかし、その迫力部分を置換補填しているのがななんと、ヴァイオリンのピチカートのトッティーなんですよ!!!!! センスが問われる第四楽章の冒頭、慟哭のイントロ(爆クラでは、お笑いネタww)ですが、ここでの演奏は、生きている人間なら必ず心の中に秘めている「悲しみ」感情の最大級、の見事な音楽化といったもの。フォーククルセイダーズの「悲しくてやりきれない」で歌われた、悲しみの先にある、脱力のようなある種明るい「諦観」のようなところに触れてくるわけです。

本日はチャイコフスキーの交響曲第4番。冒頭からの金管の華やかなアンサンブル責めを、どう彼が料理するのか?! に興味津々でしたが、これ、ホルンを右奥に寄せる配置のステレオ効果と、バランスの良さで、音量とパワーではない絶妙アンサンブルで軽々と乗り切ってました。木管と同地平の金管の位置づけ。この感覚は、サンプリングを得意とするエレクトロの作家と似ているかも。この曲、別段面白くない曲なのですが、音量のレイヤーの細かさによる「同じフレーズなのに違って聞こえる」系の仕掛けの妙でぐいぐい引き込まれました。

これだけ、個性的でありながら、そこにチャイコフスキーをオレ色に染め上げる、というエゴが全く見えないところもナイス。これはコパチンスカヤも同様で、私たちは彼らを通して、やっばりチャイコフスキーというひとりの創造者と深く関係している、という境地。ここだよね。クラシックのヤバいところは!!

それで、ここが忘れてはならんことですが、このムジカエテルナ、クルレンツィスの私設オケだと言うこと。要するにバンド。バンドだから、何度も時間をかけて練習し、演者同士の呼吸が合う。アマチュアオケにこそ、この可能性がある、と私はさんざん言ってきているのですが、そこにはリーダーである指揮者の、力量が問われるわけで・・・。ちなみにその力量とは、どれだけ音楽を思考、思索しているか、ということにも関係する。それには、クルレンティスのCDに治められているブックレットにある彼の寄稿文を参照のこと。

実はこういった創作集団のあり方は、同時代性があって、我が国では京都を本拠地に時前のシアターで、上演を続ける演劇集団<地点>なんかそのタイプ。と同時にクルレンツィス、その手つきは、演出家のよう。ギリシャ悲劇、シェイクスピア、などをテキストに、現代に喚び生ける演出は、彼が音楽でやっていることと似ている。

初日のレセプションで、コパチンスカヤとちょいとご歓談。私のメガネを凄く褒めてくれて、今になって差し上げればよかったなあ、と後悔。猫っけのある超カワイイ人でした。


 
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2019年2月8日金曜日

2019年2月8日2

デジタル朝日の連載対談「現代メンズ解析」アップしました。村本大輔(ウーマンラッシュアワー)君は、この時代のプロの表現者として、実力とタレント性、そして時代性を兼ね備えている存在であり(あっ、これテレビに出るのでないのという話ではなくて!)、日本人の男(いや、女も含めて)に珍しく「強い」タイプ。

システムの威を借りてるくせに、それをおのれの強さと錯覚するような「実力者」ばっかりを目にしがちなこの社会の中で、この御仁の、インディペンデントな性質、実は冷静なコントール感と子どもっぽい好奇心が同居する様子には、頭がさがりやす。
対談中出てくる、母親の話が面白い。ヤマザキマリの母親と同様の自由&自立系の母親からは、逸材が生まれるんですよね。





https://www.asahi.com/and_M/articles/SDI2019020799131.html?fbclid=IwAR3NnF8TKsp8g16Dh4IfdE34LXXG8OpTfVT5UX_PjEBSqnOjLgVlHNspNXQ




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2019年2月8日

そーいえば、この間、ブルータス誌が誇る長期連載、篠山紀信マエストロが撮るところの「人間関係」に、現在個展が新国立美術館で絶賛開催中のイケムラレイコさんと登場したのであります。

イケムラさんとは、ベルリンに恒例のクラシック行脚に行った時に、彼女のすんばらしいミッテ奥のご自宅に招かれて、予想に反して明け方まで盛り上がってしまった仲。彼女と話していると、芸術と人生、という私個人にとっての大テーマに腑に落ちること多し。

それでてすね。まさか、人生において巨匠のカメラの前に立つことがあろうとは?!  という僥倖でしたが、ライティングが超シンプルで、しかしながら、微調整に、巨匠はものすごく時間をかける、空間を思考する、ようなアチチュードが非常に興味深かったですよ。

湯山の出で立ちは全身銀。展覧会のテーマが「星と土」ということなので、まあ、地上に降り立った、アストロノーツ(宇宙飛行士)というコンセプトですね。マダム水星人。

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朝日新聞デジタルにて「湯山玲子の“現代メンズ解析”」掲載中

湯山玲子の“現代メンズ解析”はコチラから
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2019年2月1日金曜日

2/16(土)TBSテレビ「新・情報7daysニュースキャスター」出演!

2/16(土)22:00~23:24放送 TBSテレビ「新・情報7daysニュースキャスター」
コメンテーターとして出演致します。
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