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2008年4月16日水曜日

野宮真貴リサイタル、ソーカツなのだ。


 

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上)ハイライトで野宮真貴頭上に輝いた、ブラウンダイヤモンドティアラ。
(中上) ビッチーニの新婚アツアツ寺田嬢と。
(中下)そう、左上に燦然とかがやくドン小西、極太ゴシック。
(中々)白と黒のダンサー美少年、スヌーキーとニック。そして振り付けの横町さんと。
(下)岩谷君と野宮さんは何かトランプの王様と女王様に見える。

一週間前のこの時間のさらに二日前、野宮真貴リサイタルVOL2「エレガンス中毒」は無事、全公演を終えて、打ち上げ会場にてワインと日本酒を飲んでいたのでしたっけ。初めて海外に行ったころ、リヨンのホテルで真夜中ぱっちり目が覚めたり、
の不思議な覚醒や時差ボケのタイムラグにびっくりしたものですが、今や年中そんな感じ。明日にでも、スパイラルに着物着て行っちゃいそうな継続感覚はいったい何なのでしょうか。
 リサイタル最中から意識を「終わった後」に飛ばしていたせいか、たんたんとしかし、山のような積み上げ仕事をやって、おまけに京都に出張に行ってたら、ご報告がこんなに遅くなってしまいました。逆に今ぐらい寝かせると、ちょうどいい記憶の落ち着き具合かもしれません。
 まずは、主人公の野宮真貴さんですが、凄かったですねー。「古くからの友達でしょ」と言われるのですが、実はそうではなくお仕事を始めたのはほんの三、四年前ぐらいから。 あのときふたりで飲むと必ず言っていたリサイタル形式のショウでしたが、こんなに早く形になり、二回目にしてここまで出来たのは、彼女の揺るぎのない意思とクールな推進力に他なりません。今回は何と言っても、ご本人の圧倒的な綺麗さが発揮された舞台でした。「違う生き物だよねぇ」と知り合いのコピーライターが終演後に言ってましたが、まさにその域。ピチカートの時は男性の妄想の果ての女性像だったわけですが、今回は何か、キレイな動物のような、いや、手塚治虫描くところの宇宙人のようなもはや、人類を超えた何かがありましたね。ブラウンダイヤモンドのティアラをかぶっていましたが、あの硬質な輝きも何かSFチックだったし。
 そのたぐいまれな美しさを引き出したのは、それ一筋にすべての表現を統合させていく、演出家の林巻子(ロマンチカ)さんの膂力につきます。「年下の男」のエロスと暴力性は菊地成孔から渡されたバトンを見事に舞台上に花開かせた、秀逸なシーンでした。ブレイクからギターのリフとともに3人の男女が「次なる死のプレイ(ホントかいな)」に突入していくの図、そこから、野宮ソロのドラッグのデス感覚の陶酔にあふれた「麻酔」に続く流れは奇跡とも言える美しさです。そして、今回、林さんのユーモアも所々に光ってましたね。あっ、やっぱり手塚治虫なのかも。鹿女も出てきたり、両性具有っぽかったり。冒頭の爆発の映像は私、そこに「ドカーン」という吹き出しの擬音を見ていたかも。横町慶子さんの振り付けは、ゴーゴー系になると本領発揮。この人にアキバ系の女の子たちの振り付けをやってもらいたい。ぜひ。
 音楽監督の菊地成孔さんは、もう言うまでもありません。
まあ、良い曲多いよね。MCで野宮さんも言ってましたが、「ひとつの歌には様々な表情がある」と。スパンクハッピーのテクスチャーがとりとめもない風なら、今回の野宮歌唱は火や水のパワーを感じさせる巫女的な感じもあった。(巫女でも裸足のそれじゃなくて、ちゃんとハイヒールはいているタイプ)「拝啓 ミスインターナショナル」はもうもう、往年の榊原郁恵に歌わせたいほどのアイドル歌謡ですし、それを思うと菊地さんには妄想バリバリで、つんくや秋元康みたいなアイドルグループをプロデュースしていただきたいものだ。曲はどれも素晴らしいのですが、私、特にエンドロールの打ち込みクラシック(OST「パビリオン山椒魚」に収録)がいいなあー。
 さて、衣装担当の俊英デザイナー、岩谷俊和さん。彼のつくるドレスは私、考えるにフランス料理のデセールなんだと思う。コースのメインがすべて出た後、その印象をすべて消し去り、その空白の中に一発でコース全体の印象をホログラフィーのように立ち上がらせるような強度と独立性。私、この間何の気なしに銀座の「マリアージュフレール」に入ったのですが、そこのチョコレートケーキがまさに岩谷ドレスだった。デセールをパスすることも多い昨今の日本人ですが、フランス本国のデセールはガツンと甘い。甘すぎるほどに甘い。その体力を鑑みるに、彼が今、活動の舞台をパリに移そうとしていることはまったくもって正しいと言えます。岩谷君、話してみると、映画や絵画などのモチーフが根本的に無い人なのですが、グリーナウェイやバズ・ラーマンとかのスキモノビジュアル監督の衣装とかやっても面白いかもしれませんね。
 ダンサーふたりの美少年、ニックとスヌーキーはほとんど顔で選んだと行っても過言ではないのですが、踊りもよかった。何よりも、ストリート系である彼らが横町さんの伽バレッタな振り付けをよくこなしたものです。ふたりとも対照的なイメージがあって、萌えポイントとしては充分でした。前述したように私、マンガの「シグルイ」にハマってまして、ふたりの踊りを見ながら、頭の中で決闘シーンをオーバーラップさせたりしてさ、ずいぶんと楽しませていただきました。
 私は第一回目と同様、毎日、着物ドレスアップにてロビーでプロデューサーという名のご挨拶係をやっておりました。毎日とっかえひっかえしていた着物は、すべて野宮真貴関連のイベントでもお世話になっている小田章のもの。いやね、今回、あんまりにも忙しくて、自分の着物をセットアップする時間も体力もなかったので、小田章の専務に泣きついて揃えてもらったのです。小田章の内藤さんは私の好みや個性をよくわかっているのでほとんどお任せ。「ドレスアップしてきてください」とお誘いしているだけに、招く方も気合い入れないとマズイわけですね。まあ、歌舞伎役者の奥さんの役目ですから。ロビー回りは。というか、私は自分の姿が母親とダブって見えたよね。母親もよく父親のコンサートでそういう役回りを着物でやってたけれど、ドタバタしているんで、よく帯留めが取れていたりするのを、いろんな人が直していたんですが、今回も着付けをしてくれた如月まみさんがちょいちょい直してくれました。感謝。
 今回、二日目に開演前を利用して、ダイアモンドティアラのお披露目会をしたこともあって、いろんな方がお見えになって下さいました。
 ロバート・ハリスさん、クリス・ペプラーさん、ドン小西さん、フランソワーズ・モレシャンさん、山咲千里さん、YUKIさん、高見恭子さん、アナウンサーの阿部知代さん、辛酸なめ子ちゃん、工藤キキちゃん、イランイランの青柳さん、ケイタマルヤマさん、アンドモア、という強力メンツ。お花もユーミンさんをはじめとしていろいろな方からいただきましたが、やっぱりドンさん凄い。ドン小西って、こんな太い書体どこにあるのか、というほとんど大学紛争時の立てカンのような超ド級名札はカッコよすぎ! 名は体を表すっていうことです。
 スポンサーになっていただいた、カシケイブラウンダイヤモンドさんをはじめとして、ピーチ・ジョンさん、アルマクリエイションさんには本当に多大なご協力をいただきました。あらためて、お礼を申し上げるとともに、応援してくれた媒体のみなさま、お客様に感謝いたします。

 
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