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2016年8月28日日曜日

2016年8月28日


到着してすぐに、ロイヤルアルバートホールの「proms」に直行。一部で大注目のソプラノ、バーバラ・ハニガンのオフェリア異聞ともいえる、「let me tell you」に滑り込み。

いやー、凄いぞ。ロイヤルアルバートホール。日本で言うならば、非常に武道館に似ている大箱のクラシック仕様。もちろんこれぐらいの大きさになると、残響がキツいのだが、それもまた、味として楽しむべきなのでしょう。

ハンス・アブラハムセン(1952年生まれ)の手になるこの曲、「かそけき」という日本語がぴったりくるような、小さくて弱い幻想世界。キャロル作「不思議の国のアリス」も含め、我が国の座敷童にもにた妖精感覚はイギリスのお家芸であり、そこにハマりまくりのバーバラ。

私は「この時代にもうクラシックの発声方法はオワコン」という考えを持っているのですが、このバーバラのアプローチは、「そうか、その手があったのか?!」と目からウロコなのでした。

それは、「人間ではない異界の声」ジャンル。アニメの声優さんたちの「月にかわって、お仕置きよ!」というプラスチックな作り声と等価のテクノな妖精感方向が、実はクラシック声楽のブルーオーシャンなのでは、と。

そういう意味では、シェイクスピア中一番の不思議ちゃん、オフェリアを謡ったこの曲はハマりすぎ。

肉眼の感じだと、派手派手でシュトラウスなんかが似合いそうなホール内が、「密やかな森」に一変したのでした。

地下鉄で真夜、一人帰り。マーケットが11時までやっているのが助かりましたぜ。

ほうれん草のスープと水

 
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