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2016年12月4日日曜日

2016年12月4日2


思えば、先週は菊地成孔ウィークでした。なぜなら、一週間に二回も会ってたからw。まずは、私が多分世界一のファンであろうという彼のオルケスタ・ユニットであるぺぺ・トルメント・アスカラールがMotion Blue Tokohamaにて、ななんと、日本ジャズ史上初めてなんじゃないのか、というディナーショウ。

題して『晩餐会 裸体の森へ』。オマールエビのポシェとホタテ貝のマリネはパッションフルーツのビネガーとスモーク風味の陰りと苦みが、見事にマコン・べロンヌ・ヴィエイユ・ヴィーユのほろ苦さに受け継がれて、たとえて言うなら、中高年のプラトニックラヴ系。メインの鹿肉ロティーはプラリネとマロンの官能三姉妹の濃厚なさざ波攻撃に、キュベ・ジュテームの助っ人が入って永遠にその愛撫が継続されるように!

ディナーショウの本当の意味は、こういうことでしょ! ぺぺの音楽をシェフがこういう風に二皿に集約したとしたら、これは凄い才能。お名前を伺ったら、鳩さんという女性シェフ。菊地さん、今後のこの企画はこの人、離しちゃダメ。いや、それよりも音楽と料理の会、というものは、よくある名人集めてみました系のコラボではなく、徹底的に追求する本とかなり凄いことが出来るのだという確信。爆クラ! でも、近い将来やってみる所存。

続くぺぺの演奏は、料理の余韻の快感の翼にも乗って、屈指の出来。菊地さんのサックスがちょっと拝見しない間にパワーアップし若返っていて、これは特別な薬でも飲んでいるのかと思いきや(あっ、漢方とかサプリの話ですよ)、後で楽屋で聞いたら、練習の成果だというオチ。ストリングスアンサンブルも、今まで1番良かったかも。

その翌日もまた菊地さん。今度は、映画『ブルーに生まれついて』のトークショー。司会役にお久しぶりの元eyescreamの編集長、稲田さん。チェット・ベイカーを描いたこの作品。イーサン・ホークがリアルにトランペットを吹いている、ということがまず凄い。

渡辺謙の英語といい、今ロードショウ中の音痴のソプラノ歌手を描いた『マダム・フローレンス 夢見るふたり』のメリル・ストリープの超絶リアル音痴歌唱といい、役者というのは、憑依させるようにいろんなスキルを手に入れちゃうところが凄いっすよねー。

菊地さん、腕に素敵なトライバル・タトゥーが入ってました。さすがですな。

 



  
 
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