今、NHK「ごごナマ」が終わりまして、やっと火曜日のベルばら舞踏会のご報告が出来るなーり。
発端は雑誌
チケットは出足も良く、最初は「数人が着ていただければ雰囲気出るよね」ぐらいで考えていた、有料貸し出し貴婦人衣装もあっという間にオーダー20着越え。「これはとんでもないことになるぞ」とワクワクして当日を迎えたら、あーた、なななんと、お客さんの70%が、みーんなクイーン&ブリンセス(キンプリならぬクイプリだよ!)衣装でお出ましだったんですよ。
いやー、「女のオタク化」は、マスコミや男社会が把握できていない大トレンドで、私も著作『女装する女』ですでに指摘済ですが、まさにそのもの凄い現場。親子で連れだって宮廷ドレスアップしている人もいれば、60代と思われる女子が、自前の素敵なゴブランジャケットを着て参加している。生活者としての自分があって、その上で、オタクに突っ込んで遊んでいる。と、これ、アイテムに滅私奉公してしまう男性のオタクと違うところなんですね。
ここで重要なのが、「恋愛や男よりも、こっちが面白い」という女子のモチベーションの変化。一応、バロックはペアダンスなので、こっちの方で見栄えの良い男子をサクラ補給。声楽アンサンブルのザ・レジェンドの美中年たちを投入したのですが、お客のお姫様たちはさすがで、
彼らに臆することなく(女の子アルアルの恥ずかしがる態度皆無)堂々と、楽しそうにペアを組みダンスを踊られていました。
いや、この現場、男子の試金石ですよ。なぜならば普通の日本男児は「こんなチャラチャラしたこと、男が廃る」と思い、その強がりのウラで「踊るオレのカッコ悪さにオレが耐えられないというブライド」「所詮、女がハマる文化は低俗という上から目線」と闘わなければならないからです。(実際、クラシック業界の男たちのドタキャン頻発www)
クラシック音楽を野山に放つ、<爆クラアースダイバー>とともに、この企画、これからも引き続いて行っていく所存。次回を刮目あれ!!!
なお、湯山はお色直し一回。素晴らしいヘッドセットは、当日も参加していただいたヴィヴィアン佐藤さんに作っていただきました。感謝!!!



