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2019年9月23日月曜日

2019年9月23日

久々に一冊に一日潰した、劉慈欣の『三体』(以降、ちょいネタバレあり)。SFあるあるの地球外生命体コンタクトものなのですが、地球側のファースト発信者が人類に心底絶望していたら、どうなるのか、という、ベースアイディアが、知識人や文化遺産を破壊し尽くした中国の文化大革命や、「三体」という名のシュミレーションゲーム(ここで繰り返される、救済の望みと破滅のシナリオがすんごく面白い)などの豊かな伏線と設定によって、「人間とはなんぞや」の大テーマまで肉薄するオモロ大作。

あと、重要なのが、この作品の通奏低音に、エコロジー(人間が地球にとって一番迷惑、を含めて)と、システムからの(人間の)疎外、という現在、日本だけでなく世界を悩ませる大問題がどーん、と効いていること。ここんとこが、近年、中二病やオタクに流れがちなこのジャンル(マンガ含む)としては出色。

圧倒的なスケール感と、「うーん、ここんとこ、ちょっと跳躍しすぎだろ」という懸念を物語の面白さが吹っ飛ばす、いやー、やっぱ、これがSFっすよ。(小中学生の時にSFを食らった世代なのじゃ)

全編、物理学、天文学の膨大な知識のシャワーなんですが、中でもナノテクに驚愕。キーワードは「陽子」。あーっ、もっと書きたいんですが、ネタバレなのでやめとく。ちなみに、今回の作品には、近頃流行の多元宇宙は出て来ません。

そういえば、わたくし、高校の時、地学で100点とったことがあったんですよ。もともと、算数が苦手なのですが、当時、物理も無理なく高得点をたたき出していて、担当の先生から、「あれ、湯山って理科系じゃないの」といわれる不思議な現象が起こっていました。その反面、化学がダメダメでこのデコボコ感はいったい何だったろう、と。

もとい、本作はすでに映画化が決定しているらしいですが、どうせ冒険するならば、キムギドクとか北野武監督に、やっていただきたいものだよ。登場人物達全員にある「悪とリアル」の感触がキモだと思うんですわ。「利口」な悪である主人公の母親への筆致だったり、サイテーな俗物警官の現実的知性だったり、萩尾望都並みの人物描写も魅力っす。

でもって、この選曲。
吉田拓郎「人間なんてららら」
https://www.youtube.com/watch?v=RPV_TOHkPz0
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2019年9月22日日曜日

2019年9月22日


プロコフィエフの交響曲第4番目当てで、東京交響楽団の定期演奏会@サントリーホール。

プロコフィエフ、『3つのオレンジへの恋』の行進曲やロミオとジュリエットのあの「モンタギュー家とキャピレット家」でお馴染み。現代的な意味で、もの凄くキャッチーなメロが書ける人で、もはや音楽界にこの人しかいない、という強烈な「文体」(あえて言う)がある人。

wiki的紹介には「独特のモダニズムと民族性」と書かれるが、湯山的に加筆しますと、彼のモダニズムはズバリ、諧謔と悪趣味。そう、どちらも、都会の余剰が生み出した遊び感覚、というヤツで、中でもこの4番は、ちょっとブルースが匂ったり、SFのサイファイのようなスベイシー感が漂ったりする、交響曲中の妖花みたいな作品。ロシアいうよりも、イギリスっぼい。暗い哄笑、モンティ・バイソンや、グリーナウェイみたいな。

その分裂症気味の複雑なバランスをまとめ上げた、指揮者のリオネル・ブランキエ、お若いのに見事。コントラバスの厚みにピアノが密かに心棒を支えるのだが、そんな細かく、だからこそのツボに配慮していたところに痺れましたぜ。

ブラームスのバイオリン協奏曲ニ長調op70の大名曲には、アリーナ・ボゴストキーナが参戦。ブラームスならではの、たとえるならば、極上のシルク天鵞絨で全身をグルグル巻きにされるような(どんな例えだ! )重厚美メロ@オケの楽曲。アリーナちゃん、上手い方なんですが、ちょっと私のタイプとじゃなかったな。何というか「歌心」が普通。

そして、プロコにひかれて、積ん読だった、現代中国SFの金字塔、劉慈欣の『三体』を読み始めたのがさっき。ヤヴァイ、面白い。これは朝まで、ということなのか・・・・。

https://www.youtube.com/watch?v=3iOUZmJFI1c&fbclid=IwAR3OWLL9izt9oEI1HknuGjXTzabKxnymGjhjQy3ntHPqWO_TBEr0EuKOAqY
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2019年9月14日土曜日

2019年9月14日

この夏の思い出(ていうか、コレが夏休みだったトホホ)、美人寿司inモスクワが現地の記事になっていました。というか、この写真の湯山、いにしえのばってん荒川に似ている。それにしても、浴衣のセレクトよかったなあ。「ちょっと待って下さい!」と奥からコレを持ってきてくれた三越の店員さんナイスセンス。左のちょい小林薫入った男が、現地の寿司マスター、セミョン。ツンデレの実は熱い好漢なり。右の黄色いTシャツ男は、本当はビール担当なのだが、いつのまにか私の隣で海苔を切っておった。
https://jp.sputniknews.com/opinion/201907306531403/?utm_source=https%3A%2F%2Fl.messenger.com%2F&utm_medium=short_url&utm_content=8PJ5&utm_campaign=URL_shortening&fbclid=IwAR2Mz97PaZD4KNI1FAHCWSQFjr5xf-E6oNcPPF8yn8OmfO1rhbut8AvZbkE
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2019年9月12日木曜日

11/17(日) 爆クラアースダイバー vol.3



廃墟トンネルの暗闇の中で、クラシック音楽の生演奏と極上サウンドシステムプレイを聴き、昇天したいと思ったこと、ないっすか?!

いや、ない!  と思ったアナタにこそ是非体験していただきたい、爆クラアースダイバー第3回目にして、音楽によるサイトスペシフィックアートの決定版が、11月17日(日)の13時より、愛知県春日井市に廃線後の今もその姿を残す、愛岐トンネル群にて、開催されることになりました。

チケットはこちらで↓

https://bakuclaearthdivervol3.peatix.com

ちなみに、このコンセプトをご説明しますと、まずは、「トンネルの暗闇の中に響く音楽を五感で感応する体験である」ということ。

外部から隔絶された空気の温度、匂い、漆黒の暗闇、洞窟のような音響空間4つにそれぞれテーマを設定。観客はトンネルを移動しつつ、音楽を体験していく、「胎内巡り」いや「ダンジョン的冒険」なのです。

最初のトンネルで池上英樹の打楽器とプリミ恥部のボイスパフォーマンスによる「打楽器と声の闇」にて、穴ぐらを住み家としたクロマニヨン人の耳を体験していただき、2番目のトンネルでは、名古屋芸大・女声アンサンブルMarimo座による12声のミサ曲による「合唱の闇」では、人々がキリスト教の祈りの中で行ってきた神との交信を、3番目のトンネルでは「フルートとギターの闇」ということで、笛と弦という楽器の中で最もブリミティヴな構造を持つ、幽玄の音色に秋の空気を感じていただくことになります。そして、ラストのトンネルでは、世界的に活躍するソプラノ歌手、林正子のオペラティックな独唱と、石黒謙+湯山玲子の爆クラアースダイバーチームによる、サウンドシステムによるレコードプレイにて、音楽の旅がクライマックスを迎えます。

名古屋から、JR中央線で32分という近場に、こんな秘境があるか?! という場所は、この季節、紅葉が山を染めます。全3時間の冒険的音楽体験を是非。東京から日帰りも出来ますよ〜。

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INFOMATION

爆クラ アースダイバー vol.3
トンネルのクラシック
~暗闇で聴く打楽器、声楽、器楽、そしてオーケストラの音響~

林正子(ソプラノ)
池上英樹(打楽器・マリンバ・パフォーマンス)
泉真由(フルート)
松田弦(ギター)
名古屋芸大・女声アンサンブルMarimo座(女声アンサンブル)
白井剛史/プリミ恥部(ボイス&身体パフォーマンス)
石黒謙(サウンドシステム/アコースティックリバイヴ)
湯山玲子(サウンド・アーティスト)

<日時>
2019年11月17日(日)
Open 12:00 Start 13:00 Close 16:00

<料金>
一般 ¥5,500
VIP ¥7,700
(限定20席、トンネル内音楽鑑賞背もたれ椅子席付き)

※消費税込み。
※VIPチケットは前売りのみの販売となります。
※中学生以下は保護者の同伴をお願いします。

当日一般 ¥6,000
*小雨決行、荒天で中止の場合は当日にHP等で発表いたします。

チケットはPeatixよりお申し込みできます。
https://bakuclaearthdivervol3.peatix.com

<場所>
愛岐トンネル群
3号、4号、5号、6号
トンネル群住所:
愛知県春日井市木附町/愛知県春日井市玉野町

Aigi tunnels
(Tamanocho,Kasugaishi,Aichi)


<アクセス>
名古屋駅からJR中央線 多治見行き各駅停車に乗り、32分。
定光寺駅下車。駅の下の小径を上流へ300mで入り口ゲート。(当日は案内板が出ます)
※愛岐トンネル群および定光寺駅周辺には駐車場は一切ありません、JR中央線をご利用下さい。

https://www.bakucla.work
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2019年9月10日火曜日

2019年9月10日


お待たせしました。いや、お待たせしすぎたかもしれません(全裸監督ね)。湯山が昔からやってみたかった企画『ホストクラブでオペラ文化系をやってみた! 〜THE LEGEND 恋の音楽会』が、10月20日(日)の14:00〜と18:00にお目見えします。

日本最強の男性クラシック声楽5声のオペラユニット、ザ・レジェンドが、手塚マキ(現代美術家エリィの夫君)率いる歌舞伎町のホストクラブ、スマッパ ハンス・アクセル・フォン・フェルセンを舞台に繰り広げる、夢のような、恋愛の歌曲の数々。何せ店が狭いので、お早めのアクションをお願いいたします。

チケット購入はこちらから↓
1st Stage
http://ptix.at/D1uDao
2nd Stage
http://ptix.at/g8W3rD

そもそも、「何でクラシック声楽とホストクラブ?」というご質問には、マリー・アントワネットが生きたフランス革命以前の宮廷のサロン、とお答えしましょう!! 貴族たちがモーツァルトやサリエリ、ラモーなど作曲家や演奏家を招き、「遊び」の空間で音楽を愉しみ、会話に耽Zたのがその場。そして、そんなヒマな貴族たちのすることといったら、恋愛ゲーム。映画化もされたラクロ作『危険な関係』に描かれた、ある意味、軍事心理戦のような色恋沙汰の隣には、常にクラシックの楽曲たちが奏でられていたのですよ。

そんな刺激的かつ知的なシーンを、令和元年に蘇らせようという試み。オペラのアリアほか、音楽ジャンルから選りすぐった恋と愛の名曲が、テノール3声+バリトン2声のうっとりとしたシルキーベルカントのハーモニーにて歌われていきます。

そして、音楽とともにみなさまのお相手として、この日だけの「文化系ホスト」の面々を集結いたしました。「映画や小説に政治経済、もろもろの知的な会話を男性としたいのに、そんな機会は皆無・・・」とお嘆きのみなさまのために、政治学者、編集者、IT社長、代理店クリエイティブと、知性&遊び心満載の素人男性、加えて、Smappa! Group所属のソムリエホスト、現役ホストのプロのみなさんも10名参加し、みなさまを心からおもてなしいたします。

キーワードは、絵空事の恋愛。ニッポン人は、AKBも宝塚もジャニーズも結局ソレが核心なり!!

●出演者

・THE LEGEND(ザ・レジェンド)
男性オペラ歌手5人による日本初のオペラユニット“THE LEGEND”(ザ・レジェンド)。
男性オペラ歌手ならではのダイナミックな歌声と繊細なアンサンブルで、クラシック・オペラのみならず様々なジャンルの楽曲をレパトリーにしており、常にコーラスの新たな表現を追求し、日本全国の多くのファンを魅了し続けている。メンバーはそれぞれオペラの本場イタリアへの留学経験を持ち、国内外のコンクール受賞歴のほか、数々のオペラやコンサートに出演する実⼒派揃い。男性オペラ歌手のダイナミックな五重唱と、娯楽性の高いステージパフォーマンスで、クラシックファンのみならず、新時代のクラシックエンターテインメントとして⼈気を集めている。メンバーは、柿迫秀(T)、志村糧一(T)、吉田知明(T)、内田智一(Br)、菅原浩史(Br) / 西尾周祐(Piano)

・文化系ホスト(オール素人さん)たち

・Smappa! Group所属のソムリエホスト、現役ホストのプロのみなさん

===========================================

オペラ文化系ホストクラブ
ザ・レジェンドによる恋の音楽会 

10月20日( 日)

1st stage
door open 13:15
start 14:00

2’nd stage
door open 17:15
start 18:00

場所:SMAPPA! HANS AXEL VON FERSEN(スマッパ・ハンス・アクセル・フォン・フェルセン)【東京都新宿区歌舞伎町2-28-15 サチビル地下1階
TEL: 03-5155-2911】https://www.smappa.net/shop/fersen/

料金:  General seat ¥6,000+ドリンクオーダー
VIP seat   ¥8,000+ドリンクオーダー(ウェルカムシャンパン、軽食、お土産付き)

チケット購入はこちらから↓
1st Stage
http://ptix.at/D1uDao
2nd Stage
http://ptix.at/g8W3rD

問い合わせ
info@companyeast.jp

主催
株式会社カンパニーイースト
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10/20(日)湯山玲子プロデュース オペラ文化系ホストクラブ ザ・レジェンドによる恋の音楽会

そもそも、「何でクラシック声楽とホストクラブ?」というご質問には、マリー・アントワネットが生きたフランス革命以前の宮廷のサロン、とお答えしましょう!! 貴族たちがモーツァルトやサリエリ、ラモーなど作曲家や演奏家を招き、「遊び」の空間で音楽を愉しみ、会話に耽Zたのがその場。そして、そんなヒマな貴族たちのすることといったら、恋愛ゲーム。映画化もされたラクロ作『危険な関係』に描かれた、ある意味、軍事心理戦のような色恋沙汰の隣には、常にクラシックの楽曲たちが奏でられていたのですよ。

そんな刺激的かつ知的なシーンを、令和元年に蘇らせようという試み。オペラのアリアほか、音楽ジャンルから選りすぐった恋と愛の名曲が、テノール3声+バリトン2声のうっとりとしたシルキーベルカントのハーモニーにて歌われていきます。

そして、音楽とともにみなさまのお相手として、この日だけの「文化系ホスト」の面々を集結いたしました。「映画や小説に政治経済、もろもろの知的な会話を男性としたいのに、そんな機会は皆無・・・」とお嘆きのみなさまのために、政治学者、編集者、IT社長、代理店クリエイティブと、知性&遊び心満載の素人男性、加えて、Smappa! Group所属のソムリエホスト、現役ホストのプロのみなさんも10名参加し、みなさまを心からおもてなしいたします。

キーワードは、絵空事の恋愛。ニッポン人は、AKBも宝塚もジャニーズも結局ソレが核心なり!!

●出演者

・THE LEGEND(ザ・レジェンド)
男性オペラ歌手5人による日本初のオペラユニット“THE LEGEND”(ザ・レジェンド)。
男性オペラ歌手ならではのダイナミックな歌声と繊細なアンサンブルで、クラシック・オペラのみならず様々なジャンルの楽曲をレパトリーにしており、常にコーラスの新たな表現を追求し、日本全国の多くのファンを魅了し続けている。メンバーはそれぞれオペラの本場イタリアへの留学経験を持ち、国内外のコンクール受賞歴のほか、数々のオペラやコンサートに出演する実⼒派揃い。男性オペラ歌手のダイナミックな五重唱と、娯楽性の高いステージパフォーマンスで、クラシックファンのみならず、新時代のクラシックエンターテインメントとして⼈気を集めている。メンバーは、柿迫秀(T)、志村糧一(T)、吉田知明(T)、内田智一(Br)、菅原浩史(Br) / 西尾周祐(Piano)

・文化系ホスト(オール素人さん)たち

・Smappa! Group所属のソムリエホスト、現役ホストのプロのみなさん

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オペラ文化系ホストクラブ
ザ・レジェンドによる恋の音楽会 

10月20日( 日)

1st stage
door open 13:15
start 14:00

2’nd stage
door open 17:15
start 18:00

場所:SMAPPA! HANS AXEL VON FERSEN(スマッパ・ハンス・アクセル・フォン・フェルセン)【東京都新宿区歌舞伎町2-28-15 サチビル地下1階
TEL: 03-5155-2911】https://www.smappa.net/shop/fersen/

料金:  General seat ¥6,000+ドリンクオーダー
VIP seat   ¥8,000+ドリンクオーダー(ウェルカムシャンパン、軽食、お土産付き)

チケット購入はこちらから↓
1st Stage
http://ptix.at/D1uDao
2nd Stage
http://ptix.at/g8W3rD

問い合わせ
info@companyeast.jp

主催
株式会社カンパニーイースト
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2019年9月2日月曜日

2019年9月2日

朝日新聞デジタル&Mのインタビュー連載「オトコ解体新書」の今回は、水道橋博士。パワハラという言葉がついに日本社会に根付いてしまった今、旗色が悪いのが、その中にダークサイドも含有する「男のロマン&美学」。SNSがはびこり、人間の信頼関係が歪むこと多しの、今の世間にぶれずに体当たりすることの凄まじざを、かつてのMXテレビ「バラいろダンディー」金曜日のレギュラーの隣で見ていたワタクシにとって、博士への応援歌に近い内容になりましたね。そう、それでも私たちは生きてゆかなければならんのです。

https://www.asahi.com/and_M/20190830/5031077/?fbclid=IwAR1zFXQSdBpJPrQm-FufZDvGDipFcGXWgTg5BkkJVI-GVRPhn9Edlg36GOw
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9/15(日)爆クラ!第82夜『俳句・短歌とクラシック音楽 ゲスト:堀田季何』

「赤子涼しき あくびを豹(へう)の 皮の上」と、これ私が中学の時、国語の教科書に載っていて、そのカッコ良さに痺れた野澤節子の俳句です。その句の世界が、ビンクフロイドのギタリスト、デイヴ・ギルモアのストラトキャスターの音色を連れてくるな、と当時、ロックファンの私は思ったのですが、日本の俳句と短歌は言葉と言葉の化学反応が、まるで「音のない音楽」のように感じられる、独特の魅力を持っています。

予約はこちらから↓
http://haremame.com/schedule/67426/

爆クラで、一度、俳句・短歌vsクラシック音楽をやってみたい、と思っていたところ、逸材発見。ゲストの堀田季何(きか)さんは、俳句、短歌、自由詩などを発表している歌人、俳人ですが、国際的な環境に育った故の、日本語と英語の両言語で創作を続けています。そして、裏のお仕事としては、官公庁の調査案件、大学・研究機関のデータ解析(医療から政治まで)を行う戦略&技術経営コンサルタント、データサイエンティストでもある、というとんでもない文武両道(意味不明)。


内容といたしましては、名句から浮かんでくる数々の音楽(これはふたりのネタの出し合いになるはず! )または、その逆。季題・季語という季節感と同様のセンスをクラシック音楽に探求。そして、クラシックも俳句・短歌も型がある表現方法ですが、それ故の魅力や、逆に逸脱や破壊などなど。あー、コレで新書一冊はいく内容なり。
そう、ひとつお題の曲を聴いて、みなさんに一句詠んでいただき、堀田さんに講評いただく、という趣向もぜひ、取り入れてみたいところです。


なお、今回は日曜日開催なので、スタートが17時45分からです。「笑点」を観るいつもの時間、たぐいまれな音楽体験をしてみませんか?


湯山玲子

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爆クラ! 第82夜『俳句・短歌とクラシック音楽 ゲスト:堀田季何』

9月15 日( 日)

door open 17:00
start 17:45

場所: 晴れたら空に豆まいて【東急東横線代官山駅正面口徒歩2分/東京都渋谷区代官山町20-20 モンシェリー代官山B2 T. 03 5456 8880 F. 03 5456 8881】
http://mameromantic.com/?cat=6

料金; ¥3,000(消費税込み)+ドリンクオーダー
¥1,600(消費税込み)+ドリンクオーダー(学割)


爆クラ! HP
http://bakucla.oops.jp/main/?page_id=2

ゲスト

堀田 季何(ほった きか)
文芸家。主に、俳句・連句・短歌・自由詩・翻訳の各分野で活動、作品・評論を国内外の媒体で多数発表。国際的な環境で育った事もあり、日本語と英語の両言語で創作。エミレーツ航空文学祭、ラトコヴィッチ国際詩祭等、海外の文学祭・詩祭に招聘されている。また、自身の俳句作品は、これまで10カ国語に翻訳されている。俳句により、芝不器男俳句新人賞齋藤愼爾奨励賞、澤新人賞、短歌により、日本歌人クラブ東京ブロック優良歌集賞、石川啄木賞をそれぞれ受賞。Eテレ「俳句王国がゆく」北海道浦河町編・俳句チャンピオン。単著に句集『亞剌比亞』、歌集『惑亂』、共著に『新興俳句アンソロジー 何が新しかったのか』等。「吟遊」「澤」各同人を経て、現在は、「短歌」同人、「扉のない鍵」別人、現代俳句協会、現代歌人協会、日本歌人クラブ各会員。大のクラシック音楽好き、ピアノ演奏史研究家。


席亭
湯山玲子(ゆやまれいこ)
著述家。著作に『女ひとり寿司』(幻冬舍文庫)、『女装する女』(新潮新書)、『四十路越え!』(ワニブックス)、上野千鶴子との対談集「快楽上等!  3.11以降の生き方」(幻冬舎)。『文化系女子という生き方 ポスト恋愛時代宣言』(大和書房、『男をこじらせる前に 男がリアルにツラい時代の処方箋』(kadokawa)等。近著に二村ヒトシとの対談『日本人はもうセックスしなくても良いかもしれない』(幻冬舎)。父君がクラシック作曲家、湯山昭という環境に育ちつつも、ハマったのはクラブミュージックで、著書『クラブカルチャー!』(毎日新聞出版局)は、クラブ文化を都市や歴史風土の観点から分析、論考を行った。日本大学藝術学部文芸学科非常勤講師。
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2019年9月2日


9月15日(日)、秋前触れの爆クラは、この季節に相応しい大ネタで行きます。そう、俳句・短歌とクラシック音楽の出逢い、です。ゲストには、気鋭の俳人歌人でありながら、医療から政治まで、日米を股にかけて活躍するデーターサイエンティストの堀田季何さん。

「柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺」の句から、どんな音楽が連想されるのか? ヴィバルディの「四季」は、私たちの季節感とどこが違うのか。などなど、相当なクラオタでいらっしゃる堀田さんとの、未だかつて無かった、クラシック音楽アブローチにご期待下さい!!!

予約はこちら
http://haremame.com/schedule/67426/
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2019年9月1日日曜日

2019年9月1日2

妙にご縁がある、というか相性が良い、平成元年アラウンドの人々。クラシックでは指揮者の @坂入健司郎、オルタナティヴロック系では、マヒトゥ・ザ・ピーポーのライブ/コンサートがなんと土曜日にあり、両方に行ってきました。

まずは指揮者坂入君の川崎室内管弦楽団@白寿ホール。ブログラムはハイドン/交響曲第85番「王妃」 ロドリーゴ/「ある貴紳のための幻想曲」 ストラヴィンスキー/「プルチネルラ」(全曲版)。演奏のベストはハイドンで、これ隠れた名曲。ハイドンは「良きこと」の作曲家、というイメージが私には強烈にあります。そう、映画で言うならば、岩井俊二的な、真・善・美・豊かさ・明朗・優雅、といった境地が、まさに坂入君の本質的なエネルギーと無理なくハモった、まさに「加速に伸びがある」(あー、今日はは車の例えが多いなあ)、名演。真・善・美って、実は、ちまたのニュアンスや陰りなんかよりも、非常に表現するのが難しいのに、坂入君の体(てい)がそういうことなんですね。白寿ホールにオケが乗るのを初めて聴いたのですが、凄く良い。

荘村清志のギターが入った、ロドリーゴ。これ、申し訳ないが作曲家のオケアレンジが出来高低し。ギターとオケ、音量からして、また表現の魅力の在り方が対立項に近いアンサンブルですよ。ナマ音でのトライは果敢な挑戦でしたが、そもそものところで、楽曲に「違うだろ」の部分が多かったですね。(2者が掛け合う4.5楽章は悪くなかった)11月の爆クラアースダイバー@愛岐トンネルに出演してくれる、フルートの泉真由ちゃん、光っていましたぜ。この間の、新垣隆さんのバルボードカフェで、即興に挑戦していた石上真由子ちゃんの姿も! 良いゲスト、呼んでますな。

で、マヒト・ザ・ビーポー。まー、今、巷の文化系を騒がせている「久々のアンダーグラウンド発スター」の自身のバンド、GEZANでの存在感は如何に?! でしたが、想像を超えた心のつかまれ方をしましたね。ノイズ/パンク系のハードコアセットですが、ベースがディジリドゥに楽器を変えての一曲があったり、アフリカのリンガラやピグミー合唱を彷彿とさせるボイスコーラスが入ったり、アイディアが斬新。

そして、問題のマヒトゥの存在感ですが、熱のある演奏なのに彼のところだけ、ひんやりしている不思議な空気が漂います。美形で両性具有的なので、そういうカリスマ光線を発してくるかと思いきや、そのツラ構えは、諸星大二郎描くところの古代の仮面系。このとらえどころの無さは、デヴイット・ボウイに通じるかも。バレエで言うところのボールドブラ(腕の動き)が、エレガント。この人、舞踊にいってもいいかもしれない。音楽も含め、トランシーなアナザーワールドに連れて行くのか、と思いきや、日常的な歌詞が飛び込んで来て、こりゃ、救われる若者もいるだろうな、という複雑系で、非常に現代性がある。つまり、ロックの本筋があるのですよ。

しっかし、わたくし前から4列目ぐらいにいたら、後ろからがつーんと、思いっきり熱狂した若者達の体当たりモッシュを喰らってしまいました。ぶつかってきた輩に「何だコノヤロー」と蹴りや肘鉄を喰らわせましたが、ほとんどカラ打ち。まあ、そんな抵抗は想定済の若者モッシュ軍団です。考えてみれば。どっちがヤカラかって・・・・、こっちだろう、という話ですがね。

 


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2019年9月1日

パーヴォ・ヤルヴィ指揮N響「フィデリオ」@Bunkamura。本日14時〜のマチネがある故、一筆書きまする。

いや、これ行った方がいいですよ。この「フィデリオ」という演目ベートーヴェンが生涯、コレしかオペラを残さなかったという問題作。わたくし前々回の爆クラで(ゲストはN響コンマス、篠崎マロ史紀さん)この演目を取り上げ、この全曲を聴きまくり、その才能には感応享楽&シャレオツ部分がありながらも、そこらへんで勝負せず、根源的かつ普遍的な「芸術ができること」を追求してしまう、この作曲の変遷と引き出しの多さが、本当によく分かる。

特に今回のN響のナマを聴いてひっくり返ったのは、囚人達がつかの間、陽の当たる場所に出て。その喜びをうたう一幕ラストの部分。これね、本当に「生きたい」という人間に普遍的な感情があるのならば、そのエネルギーが入った感情の移し替え。いや、巷に現在飽和中の「がんばれソング」とはケタが違う、コミュニケーションなんてモノではない「ソレ」に仰天ですよ!!!

支えた歌手達も凄くて、下の投稿の敬愛するオペラ通である加藤浩子ちゃんが「こんなメンツ、ヨーロッバでもあり得ないっすよ」と打ち震えていました。

確かに全員、車種が違う、というか、全員ロールスロイス・ファントムだよ。声も凄いんですが、テク、特に「演技」に近い声の表現が細かく、そして的確。二幕の最初、牢獄につながれたフロレスタンが「神よ! 」とハイトーンで歌い出すのですが、ここの「Goot」は歴代歌手達は、叫び、という感じの気合いを込めるところ、ミヒャエル・シャーデは、弱音でキメたんですよ。それによって、彼の人物像が大きく変化する。まー、これこそが、歌手的表現ですよね。

演歌やポップスはこの手の表現者がうじゃうじゃいますが、オベラで自在にそれができる人は、そもそもの歌唱法からして難しいのだろうね。

というわけで、今すぐ、文化村に走って下され。

写真は、パーヴォ・ヤルヴィとフィデリオ役の凄腕、アドリエンヌ・ビエチョンカさま。

 
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