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2011年6月20日月曜日

【速報】Ust番組「湯山玲子トークTVショウ 8:45PM」ゲスト:U-zhaan22日オンエアーと公開


「夜熟睡しない人間は多かれ少なかれ罪を犯している。彼らは何をするのか。夜を現存させているのだ」アントニオ・タブッキ『インド夜想曲』

先週、先々週に引き続き3週連続で、あさって、水曜日22日の8:45pmにオンエアーされる、ust生放送番組「湯山玲子トークTVショウ 8:45pm」の告知でございます。中村うさぎ氏、久住昌之氏に続く第三回目は、若手タブラ奏者として大活躍のU-zhaan氏をお迎えします。

http://www.ustream.tv/channel/yuyamareikotv
U-zhaanは、レイハラカミ、七尾旅人などをはじめとして、実力派アーティストから引っ張りだこのダブラ演奏家。ザキール・フセインに師事したその素晴らしい演奏とともに、著作の『ムンバイなう』でフル回転している、独特の文体センスで多くの心ある文化系の心をわしづかんだ多彩なお方。

現場の池尻大橋<Moscow>では、各地パーティーに出没し、もはや伝説化しているバグースの「ミツオカレー」もお目見えし、「タブラ、インド人、カレー」のトライアングルをぐるぐる回る、混沌のクロストークをご覧頂ければと思います。

 さて、今回どっぶり語られるインドという国は、私の中では特別な場所でして、はっきり言って、老後はそっちで暮らすことを冗談でなく考えていたりする国。まあ、大学4年の時、最初の長期ひとり旅(ではなく、故・深浦加奈子と一緒だった)の滞在先だったのですが、もう、最初っから超フィット。ハイ&ローの高低差がもの凄く、毎日が赤塚不二夫の「天才! バカボン」後期のような、爆笑と官能(このへんも語りますぜ)の渦に巻き込まれていたのです。

その、聖俗と濃い日常に、道ばたのチャイ屋台から古典音楽の劇場まで、通奏低音のように流れていたのが、インド音楽。メイン打楽器である「タブラ」は、その時間を運ぶ永遠のエネルギーに満ちており、グルーヴ中のグルーヴ、人間が創り出し、親しんできたビートの中でも特異な魅力を放っています。

もちろん、U-zhaan氏にメインで聴きたいところは、そのあたり。ドラムを一時期真剣に囓った身として、彼はどんな意識調整を行っているのか(いないのか)などの音楽、文化まわりを聴いていく所存。

私、実はそのインド旅行時にタブラを3日間習っていたので、当日はレクチャー&セッションにトライしてみます。(大丈夫なのか???)

↓U-zhaan参考資料




 当日の池尻大橋の中継場所<Moscow lounge>にも、ぜひ、遊びに来てください!
Ust後、【放課後としてのラウンジパーティー】は、前回同様、夏帆、ウォルター、リックの「21歳の微熱」(ちょっと韓流入ってますな)東京ローカルクルーたちが、ラップで綴る「本日の感想」をはじめとして、SUPERBUTTER DOG のベーシスト TOMOHIKO。元スーパーバタードッグのTOMOHIKO a.k.a. HEAVYLOOPER、なぎなぎ、 Ucocaらが、乱入ラウンジ(湯山もドラムを叩いたりする)。6月の夜をよりしっとりと湿らせていきます。

インテリア的にも大注目の面白いスポットですので、デザイン関係の方々はロケハンがてらに是非是非、おいでください。

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公開Ustream番組「湯山玲子トークTVショウ 8:45pm」
日時:  6月22日(水) 20:00開場、20:45スタート
料金;2000円(学割1000円)
場所;Moscow lounge【山手通りを中目黒→池尻大橋を右側北上。目黒川を渡ったところの角のビル】
東京都目黒区青葉台3-18-10 Casa 青葉台B1

ホステス:湯山玲子
ゲスト:U-zhaan
カバーガール:Noemi
ホスト:Ayumu
 テーマ音楽/選曲:ゲイリー芦屋

カレー:バグース伝説の「ミツオカレー」

●Ustの放課後としてのラウンジパーティー(Ust終了後~)
夏帆、ウォルター、リック、なぎなぎ、TOMOHIKO a.k.a. HEAVYLOOPER、Ucoca
 のベーシスト TOMOHIKO。元スーパーバタードッグのTOMOHIKO a.k.a. HEAVYLOOPER、なぎなぎ、 Ucoca
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2011年6月14日火曜日

【速報】Ust番組「湯山玲子トークTVショウ 8:45PM」ゲスト:久住昌之さん15日オンエアーと公開


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第2回目の「湯山玲子トークTVショウ 8:45PM」がこの水曜日、15日にまたもUst番組としてオンエアー&公開いたします。
一週間前、 第1回目のゲストは中村うさぎさんで、前半はのっけから、更年期やら、ワッショイセックスやら、もう全く公共放送ではあり得ない、過激トークが炸裂。特に何でか、みんながタブーとしたがる更年期に関しては、かなり有益な? 生の声(本当にラクになって良かった)がーをお届けできて、よかった、よかった!!(ホントか)、

そして、 第2回目のゲストは、漫画家の久住昌之さん。

思えば私、大学四年の夏、「ガロ」がちょっとテクノ化し、才能あるインディーズ漫画家がたくさん出てきた時、久住さんの『かっこいいスキヤキ』を男友達からのリコメンで回ってきた以来の大ファンで、コマセリフを暗記しているのは、久住さんと山上たつひこ作品のみ、というぐらい。「ネコカワイー」「結局 レゲが身体にようあうとるんやなあ」「ヒゲトーサン」「富子! 海水パンツを出しなさい」「たきびだたきびだおちまたきー」って、何のことかさっぱり分からないでしょうが、これらの爆笑コマ割はほとんど天才域。最近は谷口シロー作画と組んだ『孤独のグルメ』で新境地を開拓していますが、不肖、『女ひとり寿司』の作者としましては、ひとり飯の、あの時間が引き延ばされ、舌が微分化するような描写に共感し、納得することしきりなのです。

一度、吉祥寺の居酒屋「闇太郎」で飲んでいたら、久住さんが現れて、しばしの間、一緒に飲んだことがあるのですが、たぶん、覚えていらっしゃらないだろうな。ご本人、男盛りの華がある方で、本当にカッコいい方でびっくり。
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何をお話ししようかな?

思いつくままだと、居酒屋論、中央線沿線、テクノとロックの端境期、ラーメン、ブルース、日本のローカルルール、人生の歴代ヘンな店と店主、東京観光、ってな感じでしょうか。ご本人、ギター持ってこられたら、私はたぶん、ドラムでセッションさせていただく次第。

11PMに思いっきりオマージュを捧げた、ゲイリー芦屋作曲のシャバダバダなテーマソング(実は、湯山が歌っている)のほか、美人カバーダンサーのNoemi嬢が文字通り一肌脱いだ踊りを披露、そして、2011春夏の美少年、Ayumu君が酒をつぎます。
 当日の池尻大橋の中継場所<Moscow lounge>にも、ぜひ、遊びに来てください!
インテリア的にも大注目の面白いスポットですので、デザイン関係の方々はロケハンがてらに是非是非。


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公開Ustream番組「湯山玲子トークTVショウ 8:45pm」
日時:  6月15日(水) 20:00開場、20:45スタート
料金;2000円(学割1000円)
場所;Moscow lounge【山手通りを中目黒→池尻大橋を右側北上。目黒川を渡ったところの角のビル】
東京都目黒区青葉台3-18-10 Casa 青葉台B1

ホステス:湯山玲子
ゲスト:久住昌之

カバーガール:Noemi
コンシェルジュ:Ayumu

テーマ音楽/選曲:ゲイリー芦屋

●今後の予定
またも、一週間後に
 6月22日(水) U-zhaan(ユザーン/音楽家)
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2011年6月3日金曜日

Ust番組「湯山玲子トークTVショウ 8:45pm」6.8(水)ゲストは中村うさぎさん


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<爆音クラシック>に続き、といいますか、翌日の6月8日(水)に、また、新たなシリーズイベント、Uatream企画がスタートします。(まったく、6月は激しく動いていますな〜)

題して「湯山玲子トークTVショウ 8:45PM」

その名の通り、11時ではなく、8:45PMから始まるUstは、私がライブドアの有料メルマガ「ハードコア女子道場 この過酷な世界を生き延びるために」の、姉妹企画としてスタート。ある年齢以上の方は、ハハーン? とお思いになるように、これ、往年の日本テレビ深夜枠の雄「11PM」に思いっきりオマージュを捧げたトーク番組です。(参考資料左上)

私、湯山が大橋巨泉、愛川欽也、今野雄二、藤本義一、いや、ボインちゃんこと朝丘雪路になったつもりで、毎回、素敵なゲストをお呼びして、Ustのユルさとは真逆の、皆さまの想像を絶するような(たぶん)対談を、池尻大橋の秘密の隠れ家<moscow lounge>より、文字通り8:45pmから、Ustream中継で皆さまにお届けします。

第1回目のゲストは、中村うさぎさん。

一度、お話ししたことがあるのですが、リアルうさぎ氏は、ホストに貢ぎ、整形に凝り、買い物狂いで身上を潰すあの豪快な文体のイメージとは、大きく違って、クールで精細な文学少女のムードがある方でした。

論点は、もう、女の欲望の話周辺に集中すると思いますが、男嫌いのうさぎ氏と男好き(実もフタもありませんが)の湯山との、立脚点の相違ゆえにw、相当、面白い展開になるのでは、と期待しています。

さて、番組に関しては、イレブンのオマージュ番組ならば、もう絶対外せないのが、あの三保敬太郎が作ったシャバダバダなテーマソング。この2011年風味を、早速、敬愛するコンポーザーであるゲイリー芦屋さんに作っていただきました!  (予算がないので、不肖、私メが歌っております)




カバーガールには、美人ポールダンサーのNOEMI嬢に、文字通り、一肌脱いでいただき、華麗なフロアショウをお見せします。

当日の池尻大橋の中継場所<Moscow lounge>にも、ぜひ、遊びに来てください!

インテリア的にも大注目の面白いスポットですので、デザイン関係の方々はロケハンがてらに是非是非。

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公開Ustream番組「湯山玲子トークTVショウ 8:45pm」
日時:  6月8日(水) 20:00開場、20:45スタート
料金;3000円(学割1500円)
場所;Moscow lounge【山手通りを中目黒→池尻大橋を右側北上。目黒川を渡ったところの角のビル】
東京都目黒区青葉台3-18-10 Casa 青葉台B1

ホステス:湯山玲子
ゲスト:中村うさぎ

カバーガール:Noemi
コンシェルジュ:Ayumu

テーマ音楽/選曲:ゲイリー芦屋

●今後の予定

6月15日(水) 久住昌之(漫画家)
6月22日(水) U-zhaan(ユザーン/音楽家)
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2011年6月2日木曜日

【速報】爆音クラシック 第二夜 ~ ラヴェル 和声の魔界へようこそ


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「エディリーヌの恋は6 月には終わると踏んでいた。しかしアロウは海で死に、彼女はアロウの代わりにアロウの見るはずだった宇宙を見に行くことにしたのだった・・・」
萩尾望都「6月の声」より

梅雨の6月は世界中が水の空気に包まれて、非常にロマンチックな感覚に陥ります。そんな空気の中、またも、ポストクラブ仕様の”名曲喫茶”を目指し、クラシックの名曲たちを大音量のサウンドシステムで愉しむ、「爆音クラシック」の第二弾が、6月7日(火)に開催されます。

 題して「爆音クラシック 第二夜 ~ラヴェル 和声の魔界へようこそ」

 爆音でのピアノ、というのは、もちろん現実での視聴ではあり得ないのですが、私は個人的にはちょっと経験があって、小さい頃の私のお気に入りの場所のひとつが、作曲中の父のグランドピアノの下だったんですね。その爆音直下で、私はよく昼寝をしていたのですが、半覚醒のその不思議な時間の心地よさは、今でもはっきりと残っているのです。

クラシック音楽でお水系と言えば、もちろん、銀座方面ではなく、ドビュッシー、ラヴェルのフランス近代、印象派ですが(私見)、今回はあえて後者。水質で言うと、硬質度が断然高くてとミネラル分がコントレックス方面を選んでみました。

ラヴェル弾きは、楽譜に記された厳格な”決めごと”を要求されます。これ、あの長旋律の美メロが激甘に転じるのを抑制した、作曲家のツンデレの現れだと私は思っているのですが、天才プレイヤーたちは、その”余地のなさ”にあえて、大胆な解釈に挑んできます。

サンソン・フランソワに、マルタ・アルゲリッチ、そして、ミケランジェリというピアニズムのマエストロたちの妙技の中に、扉を開ける、アナザーワールド=魔界感をおたのしみください。

 視聴をどうぞ!  サンソン・フランソワ「Gaspard de la Nuit - Scarbo」

 ゲストトークのお相手は、m-form主宰で、建築、音楽、数学のフィールドで多角的に制作活動を行い、建築、インスタレーション制作活動を行っている岩岡哲夫さん。新宿三丁目の妖しいクラシックバー「キヌギヌ」でたまたまお酒を飲んでいたところ、カウンター横で披露される、その卓抜たるラヴェル見識に舌を巻いて、今回お呼びしてしまった次第。

 映像(動くレコジャケとしての)は、ご本人、クラシックに限らず、もの凄くよーく音楽を聴いていらっしゃって、これまた、私とプログレ談義で酒場にて盛り上がりがちの伊藤桂司さん。

 教養としてのクラシックではなく、ドミューンに親しんだクラブ耳を持つ人にこそ体験してほしい、この爆音音浴。生演奏がデフォルトだけれど、録音とオーディオという現代のテクノが入ってこその、音と脳と身体とのセッションです。
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Yuyama Reiko presents
爆音クラシック 第二夜 ~ ラヴェル 和声の魔界へようこそ 
6月7日(火)
19:00開場  20:00開演
新世界【六本木通り沿い。西麻布と六本木の間、ディスコa-lifeの並び】

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曲目予定
 サンソン・フランソワ
「夜のガスパール」「鏡」
マルタ・アルゲリッチ
「水の戯れ」
ヴァルター・ギーゼキング
「クープランの墓」
アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ
「ピアノ協奏曲ト長調」 
●席亭
湯山玲子
 著述家、ディレクター。著作に『女ひとり寿司』(幻冬舍文庫)、『女装する女』(新潮新書)、『四十路越え』(ワニブックス等)。父君がクラシック作曲家、湯山昭という環境に育ちつつも、ハマったのはクラブミュージックで、著書『クラブカルチャー!』(毎日新聞出版局)は、クラブ文化を都市や歴史風土の観点から分析、論考を行った。坂本龍一との対談がwebマガジンcommmonsで連載中。日本大学藝術学部文芸学科非常勤講師。
 ●ゲスト
岩岡 哲夫
m-form主宰。‘78年、兵庫県生まれ。東京大学大学院数理科学研究科修了。同大学院美術研究科建築専攻博士課程満期退学。学生時代より、建築、音楽、数学のフィールドで多角的に制作活動を行う。2007年より、土屋真と共同で建築、インスタレーション制作活動を行っている。聴く建築(2006/ユニオン文化財団調査研究)等。 小学生のときにアルゲリッチの「水の戯れ」を聴き衝撃を受ける。ラヴェルフェチは大学以降も続き、室内楽やピアノ協奏曲(両手、左手)も齧り、ラヴェル愛好家を自負。
 ●映像(レコジャケとしての)
伊藤桂司
 ‘58年、東京生まれ。活動はグラフィック・ビジュアルワーク・アートディレクション・映像等多岐に渡り、ohana、スチャダラパー、東京ザヴィヌルバッハ、クラムボン、オレンジペコーなどのジャケットやビデオクリップも手掛けた。作品集には『FUTURE DAYS』(青心社)など多数。京都造形芸術大学教授。UFG代表。
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2011年5月12日木曜日

【速報】5.18日(水)の「爆音クラシック」。ネタはショスタコーヴィチ交響曲10番


ショスタコヴ震災から2ヶ月がたちました。表向きには日常が戻ってきているような気がしますが、事態は全く予断がならず、今回の被災のあまりの大きさと被災者の方々に想いが至ると、常に心の奥底に痛みが走るような毎日ではあります。
そういえばあの時分では、まったく音楽が耳に入ってきませんでした。自分の好みの定番曲がことごとくカンに障り、日頃慣れ親しんでいる文化の限界を思い知ったものです。しかし、穴から出て、動いてみようという気になったとき、音楽は恐ろしいほどの栄養価で心を満たしていきます。
震災で中断していた、ひとつの企画を5月18日(水)にやってみようと思います。
題して「爆音クラシック」。クラシックの名曲たちを、クラブ仕様の豊かな大音量で聞く試みを、新世界(六本木)で20時より、開催することにしました。
この試み、実は私がクラブにハマっていた、2000年前後に思いついて、ぜひ、一度オーガナイズしてみたいと思っていたもの。当時、モスクワの会員制ラウンジクラブで、半裸の金髪美青年(モスクワ音楽院の生徒のバイトか?)が天井近くの壁に設けられたアップライトピアノで、ラフマニノフを弾いていたのに驚愕 したときに、確かこのアイディアが降りてきた覚えがあります。
今回、半裸の金髪美青年はセッティングできませんでしたが(将来的にはもちろんあり)、最上のネタとして、全盛期のカラヤン、ベルリンフィル、1981年の演奏にてショスタコーヴィチ「交響曲第10番全楽章」をご用意いたしました。
どんな曲かというと、youtubeにベルリンフィルのデジタルコンサートホールからのサイモン・ラトル指揮のベルリンフィルでの演奏がUPされていましたので、聴いてみてください。



ショスタコ上最も完成度が高いといわれる、この曲は迫力と暗黒の複雑系感情作品ですが、個人的には実はこの”暗黒部分”が、震災後、思ったよりもダメージを受けている、心にもの凄く効いたのでした。
心理学者の書いたモノの本を読むと、暗く落ち込んでいるときには、明るくて、楽しく、光のような音楽は逆効果なのだといいます。この交響曲10番は作曲家が、スターリン時代の圧政と抑圧から解放された自分自身を表現したものといわれていますが、この決して「生やさしくない」エネルギーと音響に自分をゆだねて、また、日常に帰還したときに、何かが変化するかもしれません。
音楽に実用性を求める聴き方は、私の大嫌いなところではあるのですが、今回だけは、私自身が感じた”効用”も選曲に入れさせていただきました。
ゲストトークもあります。
今回は私の尊敬する友人で、中学のクラスメイトの私にショスタコの魅力を散々に説いたエヴァンジェリスタである、武井健氏。現在、電波関連学会・産業界に在籍のこの理数天才は、大学の選択外語でロシア語にハマり、ロシア神秘主義の原著を輪読し、中国語も話す、変わり者ですが、当時の彼の激烈なショスタコトークが忘れられず、思わずお呼びしてしまった次第。
教養としてのクラシックではなく、ドミューンに親しんだクラブ耳を持つ人にこそ体験してほしい、この爆音音浴。自宅オーディオでは、ジャケとにらめっこしていたものでしたが、ポストクラブ時代の賜として、FUNKY PINK NETのVJをお届けいたします。
生演奏がデフォルトだけれど、録音とオーディオという現代のテクノが入ってこその、音と脳と身体とのセッションを堪能していただければ幸いです。

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爆音クラシック
第一夜 ~ ショスタコーヴィチ「交響曲第10番 全楽章」カラヤン、ベルリンフィル、1981年 

席亭:湯山玲子
ゲスト:武井健
VJ:FANCY PINK NET
場所;新世界【西麻布/西麻布交差点から、六本木通りを渋谷方面に右歩道を歩き、六丁目バス停の先】
日時: 5月18日(水)
開場:19:30
開演:20:00
料金:2,000円+ワンドリンク
この夜のための、特別な酩酊および覚醒カクテルをつくってみました。ぜひ、試してみて下さい。
http://shinsekai9.jp/map/
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2011年3月10日木曜日

『手塚治虫エロス1000ページ』(INFASパブリケーションズ)刊行記念 のトークショーに出ま



『手塚治虫エロス1000ページ』(INFASパブリケーションズ)刊行記念 のトークショーに出ます。

以下は、アナウンス。
電話予約が必要という事です。

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手塚るみ子×湯山玲子 三田格(司会)にて、手塚作品の新たなアプローチや“エロス表現”に迫る!

■2010年3月10日(水) 18:30開場 19:00開演

<イベント内容>
STUDIO VOICE COMICS 第3弾!前代未聞。手塚治虫のエロス表現に娘である手塚るみ子がスポットをあてる!
手塚マンガにとってエロスとは何か。まったく新しい角度からのアプローチ。堂々たるアダルトファンタジーから少年マンガに潜む隠れたエロスまで、想像を絶する範囲に広がる未知のエロティシズムを1000ページに凝縮。
手塚マンガがこれまでとは違って見えることは確実の『手塚治虫エロス1000ページ』刊行を記念して、
編集を手がけた三田格を司会に、手塚るみ子・湯山玲子をゲストに迎えてのトークセッションを開催します。

★会場・・・8階喫茶にて。入場料1,000円(1ドリンクつき)
★定員・・・40名
★受付・・・7階カウンターにて。電話予約も承ります。
ジュンク堂書店新宿店 TEL.03-5363-1300
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2011年3月8日火曜日

NY出張報告編その3  アメリカ美食の雄「ブーレイ」の快感


帰国から、一週間、もう、夏休みの絵日記提出宿題となってしまいましたが、前日記の宿題となってしまいましたが、NY報告です。本当はこれら一切合切、帰りの飛行機でやっつけているはずが、ついつい、映画、見ちゃったんだよねえ~。それも3本も。
『恋とニュースのつくり方』というウェルメイド・コメディーは、月9の連ドラで上戸彩と田村正和でやりそうなヤツがその中の一本で、くだらねぇ~、と思いつつも、ついつい見ちゃったぜ。主人公のプロデューサーのひよっこ娘が激務と混乱の中で、ちゃっかりエリート同僚をモノにしちゃっているんですが、『四十路越え!』的に言えば、この女、自分から誘う女でしたよ。(とはいえ、このあたりはちょっとご都合主義的。時間の関係?)
 今、スケジュール帳のメモを見ているんですが、一週間前の土曜日、26日は、今回最も激しく活動した日でしたね。まずは12半予約のアメリカン・キュイジーヌの雄<Bouley>でのランチ① → <Russian&Turkish Bath>でロシアン&ターキッシュバス&サウナ② → <CANBI RAMEN>でラーメン③ → <The Stone>坂本龍一ソロピアノライブ③ → <District 36>でベルリンのパーティー「M.O.N.D.A.Y}④ という天国と地獄を行き来するような一日でした。天国は①と③、地獄は②と④、途中のラーメンはつかの間の現世、って感じでしょうか。

さて、①の<ブーレイ>から始めましょうか。

 トライベッカのデュアンストリートの小さい公園があって、ちょっとヨーロッパナイズされた静かな一角にある<ブーレイ>。シェフのデビッド・ブーレイは、90年代以降、めざましく美食都市に変化を遂げたニューヨークのフランス料理を牽引してきた存在として有名ですが、9.11事件の時に、日に16,000食もの食事を作り、それを4週間近く続けたことでも知られています。
  エントランスは、壁面全部にりんごがディスプレイされ、その香りが早春の光に満ちたウェイティングに広がり、ホームカミングな感じ。通された席は、センターに向かって、ふたり壁面をバックに並んで座るというもので、理由を尋ねたら、「絵が見えるように」とのこと。確かに目の前には、ラベンダー畑の大絵画がバーンとある。バーンとあるんだけど、なんだか、なんでも鑑定団に出た日にゃ、厳しい点が出そうな印象派。 この大絵画がもそうなんですが、柱やディテールはちょっと大江戸線六本木駅風のアメリカ仕様のアールデコが入っていて、ギリギリな感じもします。
メニューは、ブーレイがNYに定着させたとも言われる「美味しいモノをちょこっとだけ。そしてたくさん」というテイスティングメニューで6種類の味が出ました。
各々、3~4のメニューからのチョイスで組み立てるのですが、ちょっとおもしろい結果が出ました。私は、カンパチ、アンバージャック、マグロのカルパッチョ、パセリの根と椎茸風味のアーモンドとガーリックスープ、ホワイトトリュフはちみつがけ鴨のローストポルチーニのピューレとアスパラガス添えという流れ、望月君は、野菜のジュリエンヌサラダ、ピスタチオ味噌でマリネされたタラ生姜ソース蕎麦の実添え、鹿肉のロースト黒トリュフのニヨッキ、ケール、芽キャベツ添えという組み立て。私の組み立ての方が、たとえば、新鮮な刺身に醤油、のような、シンプルな組み合わせの中に上手さを感じさせる水墨画のような味わいなのに対して、お連れ様の方はカラフルな色彩が飛び交い、キャンパスの上でスパークする抽象画のような味わいなのです。
ピエール・ガニエールもお得意な素材から味の要素をリデュースして、それを自由自在に組み立てていくという因数分解&再構築の手法は、たとえば、私の一皿目のカルパッチョなどに鮮やかな印象を残します。オレンジ風味のソースにはそれにつきものの酸味がほとんど取り除かれ、その甘みが、マグロやカンパチの甘さと深く結託して、オリーブオイルの官能的な舌触りに解け合っていく、という感じ。
シイタケをはじめとして、ポルチーニなどなど、キノコ類を多用し、アーモンドやココナツなど甘さの多様性を追求している。しかし、先ほど言ったように、素材からその本質だけを抜いて来ているので、もう、その出自のエキゾチズムを感じる事はありません。
意外だったのは、あのざっくりとしたインテリアから、「コレでどうだ」という派手な仕立てを想像していたら、全く逆のどちらかというと、弱音の繊細さ方向だったこと。繊細でもそれが鋭さではなく、素朴な暖かさを持っているのです。そうなのよ!  素朴なのに豊かな12弦ギターのハーモニー感であって、ガニエールの脳の快感中枢を直接刺激するテクノ&ドラッギー方向と違うんですね。
彼はベートーベン好きだ、と何かで読んだことがあるのですが、メロディーと和声の才能(人をあっと驚かせ、味に耽溺させる)を潤沢に持っていながら、それを逆に抑えて、新しい味の創造に励むストイックさは、確かにその音楽の好みと同義です。
それにしても、日本食からの影響は多大で、アミューズに出た、ウニのゼリー寄せは、ゼリー寄せと言うよりも、まんま煮こごり、味噌マリネのタラは、銀だらの西京焼きの見事なフランス料理へのトランスレーションでした。


 デザートにはチーズをいただき、大満足の2時間でしたが、さてさて、この天国の後に、とんでもない地獄が待っていたのですが、それはまた、次回。
 (続く)
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<ブーレイ>の外観。トライベッカのデュアンストリートの角。
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アミューズのウニのゼリー寄せ。生姜の風味がしてほとんど煮こごりの趣。
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カンパチ、アンバージャック、マグロのカルパッチョ。風味だけで酸味のない柑橘の妙と魚の甘さの結託
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 野菜のジュリエンヌサラダ。ジュリエンヌはこの葉っぱの中にお隠れになっている。
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 パセリの根と椎茸風味のアーモンドとガーリックスープ。アーモンドは多用されている。
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 ピスタチオ味噌でマリネされたタラ生姜ソース蕎麦の実添え。銀だらの西京焼きのキュイジーヌ転換。
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ホワイトトリュフはちみつがけ鴨のローストポルチーニのピューレとアスパラガス添え。はちみつとポルチーニに鴨。ヌーベル・シノワーズを思わせる甘さのハーモニー。
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鹿肉のロースト黒トリュフのニヨッキ、ケール、芽キャベツ添え。最もガニエール的な味の跳躍。
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