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野宮真貴リサイタルvol3「Beautiful People」とうとう完結!!
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夏の思いで vol.2曽根裕、エドゥアルド・サラビア、坂本龍一叙勲、小松弥助の寿司、よし村、メシアンの鳥のカタログ
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07月11日(土)
07月16日
東京での一流寿司屋がすきやばし次郎をはじめとして、江戸前の寿司美学を「握る所作」の美しさまで端正に追求しているのに対して、こちらはその様子がみじんもない。とここまでくればお分かりのように、すでにストーリーは、スターウォーズのヨーダやクライング・フリーマンの百八龍の頭目と同様、「そうは見えないのに凄腕」という予感にワクワクしていたのですが、果たして、それはイカに仕事をする段になって、まずは発揮されたのでした。出てきたのは赤イカの一枚。すると、大将はこともなげにその薄いイカに水平に包丁を入れて、なななななんと、ソレを三枚に下ろし、重ねて切ると見事なまでのイカの糸作りが出来上がるのです。それは握る段になると、よじれを加えられ、口の中でほどけ、切り口の鋭角と身のねっとりとした食感と甘さと端正な酢飯とが合わさって、私は一発で昇天。トロも凄かったですね。斬りつけ方と隠し包丁がヤバい。どう、寿司が口の中で噛み砕かれ味わわれていくのか、ということをものすごく知っている寿司ともいえるかも。
握る所作も個性的。とにかくこの大将、身体をしょっちゅうスピーディーに動かしています。その動作の間に電光石火のように寿司を握りのですが、そのとき癖のようにきゅっと右肩腕を上げるのです。そういえば、ベジャールの振り付けにそういうスタイルがあったな、などと考えました。自由への希求と"目的のための最速最善スタイル"。小松弥助とモーリス・ベジャールの組み合わせは悪くないわね。
このときに同行したメンバーのひとり、藤澤龍一さんは、小松弥助のかねてからのファン。このときのために、"マイ古備前"を持ち込み、日本酒を飲んでいる。「本当に味が違うのよ!」というので店のガラス杯と比べてみたら、本当に古備前の方が甘くまろやかになる。これ。プラシーボではありません。世の中にはまだまだ、面白いことがある。
日食を見に上海行き その1
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ホント、先週末から今週頭にかけては、金沢に行って、帰ってきてから即、上海という私、往年の取材マックス時がよみがえったような日々でした。時系列的には金沢⇒上海なのでしょうが、ブログの即時性(私の場合は中一日が即時性かい?)から言って先ずは上海報告。
いやー、中年クラバーの私としては、この際、奄美大島で日食レイブが本懐なのでしょうが、ぼやぼやしていたらもう空きがない模様。まあ、当たり前です。全くあきらめていたら、とある飲み会で上海も日食があって、しかも時間が長いというネタが入ってきたんですね。酔っぱらった勢いで、帰ってからネットで予約したらすんなり取れちゃった、というわけです。20代の頃、香港に一ヶ月いて怒濤の香港グルメマップをつくった私としては、上海はすでに勝手知ったる場所。ヒッピーやトラベラーがとぐろを巻いているはずの奄美大島よりも心理的には楽(笑)。蟹の季節ではありませんが、上海風のナマコの醤油煮も、極上小籠包も日食のオマケについてくる方がいい。
この、一気にどーんと異世界にワープするような、旅の初日のローカルフードはやっばりこたえられませんな〜。
さて、食事ですが、昼は小籠包の知る人ぞ知る名店黄河路の「往家湯包」へ。ここには現地のかつてのクラブ友達、リンダ・チャンと連絡が取れて一緒に行きました。ここでの「純蟹粉湯包」こと蟹の小籠包は激ウマです。要するに具が蟹肉+みそのミンチ状。数日前の金沢でも毛蟹三昧。市場で二匹生きているのを購入して、東京でも毛蟹ディナー。そして、上海でも相変わらず蟹食ってる。ワタシの血のほとんどはボルドーワインとのたまったのが、川島なお美なら(多分)、私の場合はこの数日は蟹、ということになるわけです。
夜はグルメと本の名店が並ぶ、福洲路の名店「老正興」へ。ナマコの醤油煮はお約束の絶品。この店はこれだけで名高いのですが、単に甘辛いだけではなく、ちょっとエビの風味も在り、ナマコの押してくる食感とともに大変に官能的。今もその味をトレースできるほどの感じは、寿司で言うならば、新富寿司のコハダのようです。牛肉の辛煮もちょっと川菜料理の引用あり、で大変に美味しい。ですが、ヤバいの汁ソバ。これが麺がやたら多いわ出汁は効いていないわのトンチンカン。多分、メインの料理人は帰って、そのへんの小僧がつくりやがったんでしょうかねぇ。
昼は上海錦江飯店北楼にある「錦福会」へ。ここもグルメの間では人気の場所です。が、唯一の成果は、佛跳牆かな。アワビ、魚の皮、スペアリブなどが渾然一体となって上湯スープに溶け込んでいます。しかし、他は結構ダメなのよ。暑さで血迷ったのか、どうしても麻婆豆腐が食べたくなってオーダーしたのが悪かった。前菜の青菜と豆腐の窯も平凡でヌーベルチャイニーズを狙うも中途半端な感じでした。
この日の夜は、散策に疲れ、その辺の小メシ屋にて粥を食らいました。それと、大好物の腸粉のベストチョイス。腸粉は米粉のクレープの蒸したものですが、これ、なんで日本のデパ地下で展開しないのかがわからないほどの美味スナック。新天地の「上海灘」に行ったら、バーゲン中でシルクニットのチャイナ風カーディガンを購入。ここでの成果は、ジャスミン系のお香。これ、匂いマニアの私としても新機軸の芳香で「上海灘」の攻めのブランディングを感じさせる力作です。
上海にはこの間購入した、vaioのモバイルpcが大活躍。コーヒーチェーン店の「The coffee bean & tea lief」はwifiがフリーで入るので、全くストレス無くメール仕事ができました。
鳩山+西田+天海、政界芸能惑星直列の寿司カウンター
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ご縁が無いというよりも、私は日常で有名人の顔というものがいつもほとんど判別できない。代々木上原のワインバーで馬鹿話にのけぞったとたん、後ろの男性と頭をガツンとぶつけてしまったことがあって、「やっ、ごめんなさい」でやり過ごしたのですが、後から彼はスマップのゴローちゃんだということが判明。ふつーのサラリーマンかと思ったよ。
さて、この日、フランス系のPRを一手に引き受けている斯界のクィーンであらせられる、瀬古敦子さんのお誘いで西麻布のK寿司にご招待されたのでした。ほぼオンタイムでその店の指定された離れの小窓を除くと、ななななんと、そこにはどーんと釣りバカのハマちゃんの姿が! そう、西田敏行さんがひとり杯を傾けている。恐る恐る入ると、なんと、瀬古さん、一番端っこに座ってた。
まあ、そういうこともあるでしょうと、つまみと瀬古さんのご実家、瀬古酒造の逸品を堪能していたら、ああた、お次に入場していらっしゃったのが、クールビューティー、天海祐希さん、そして、竹ノ内豊さん(しかし、またもこのイケメンの顔と名前が一致せず、これは瀬古さんの判断)
まるで、ビールのCMのエキストラになったような気分でありまして、瀬古さんも私も業界なれしているとはいえ、脳の聴覚野の30パーセントは西田チームに集中している始末。
カウンターの席順はというと、西田氏と私の間は二席開いているので、お互いのグループはいい距離感であったわけですが、この夜のハイライトはその後にやってきたのでした。
しかしながら、この夜の贅沢さというのは、この今をときめく”役者”たちの、声の饗宴を体感できたこと。現代音楽の雄、メシアンの作品で野に生きる野鳥たちの声をそのまま”音楽”に移し変えた「鳥の歌」という作品がありますが、私はこの夜、この場の寿司屋の周りのささやきのサウンドスケープをそのままま「K寿司の歌」に写譜したいね!
西田敏行さんのあの不思議な倍音がかかる声と語り口は、もうそれだけで、大原のあわび級、さすが宝塚出身の天海さんと奥様の幸さんの声は、とにかく、よく通る。話の内容はもちろん、不明だけど、天海さん、役柄と同じく、ものすごく男っぽくて気風がいい感じでしたね。
「アマランス」七周年パーティー
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(&「アマランス」の店主、レジーナママの誕生日パーティーでもあった、盛大な夜)
ここは本当に不思議な魅力のある店だと思います。その原動力はもちろん、オーナーのレジーナこと純氏と、李さんの魅力につきますね。こういった小規模のサロン的な店の場合、よくも悪くもオーナーは強烈な個性の持ち主が多いわけです。で、そのセンスや個性があるとき、うっとおしくなるときがが必ず来るんですね。そのときがその店、卒業の頃合いなのだろうけど、レジーナママにはそういった灰汁のうなものが無いのだ。彼女は君臨すれど統治せず、ってもはや天皇家の空気感ですよ。バーやクラブは"詣で"、という言葉がお似合いの特別な場所だけれど、ここは、その例で言うならば、完全に神社ですね。オーナーの表現もしくは存在証明、みたいな匂いがみじんもないのは、レジーナがドラアグクィーンという"女装"スキルを持っているからかもしれないなあ。



