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2010年1月29日金曜日

明日はホンバン。バンド「NLUKA SORCA(noemi, momokomotion, 野宮真貴, 湯山玲子)」のドラム道



いやー、現在、金曜日の夕方六時過ぎ。
このくそ忙しいのに、本日は午後はバンドの通し稽古だったのです。何のためかと言いますと、それはもう明日のギグのためなのじゃ!
と、ここで最初にアナウンス。私たちのノルカソルカは、11時過ぎの予定。

WHO are YOU?night. vol.32

LIVE: NLUKA SORCA(noemi, momokomotion, 野宮真貴, 湯山玲子)、Baguette Bardot / DJ: Special DJ, 花代, Ryu konno, eruemu, Lullaby a.k.a. copa / VJ: WHO YOU, 稲葉まり, onnacodomo
場所は六本木スーパーデラックス。106-0031東京都 港区 西麻布3.1.25 B1F
T: 03.5412.0515 | F: 03.5412.0516 http://www.super-deluxe.com/map/
開演20:30~  ¥1000
 新年早々、しりあがり寿センセイ主宰のサルフェスから一ヶ月も経っていないのに、この恐るべし上達は何だ?  と思わず自画自賛してしまいましたが、すでにハードにバンド活動をやっていた大学生の頃の感じが戻ってきているのです。思い当たるフシはですね、もうすぐ一ヶ月になろうとしている、初動負荷トレーニングの成果と言わざるを得ない。近所のホント歩いて2分の所にあるこのジム。業界では、加圧か初動負荷か、と言われるほどの先端トレーニングで何でも、イチローが自宅にこの特別なマシーンを揃えているので有名。簡単に言うと、軽いおもりを筋肉を伸ばしながら縮める伸ばすをマシーンで繰り返しやる、というもの。
 もちろん、目的は運動不足解消とダイエット(基礎代謝上げ)なのですが、それよりも、これをやり始めてもの凄く体調が良いんですよ。特に徹底的に肩胛骨と背筋を鍛えるので、一年前のワタシとは姿勢の良さと胸の開きが確実に違う。今なんて、自分がオードリーの春日になった感じといいますか。そして、ちょっと専門的な話になりますが、今度のバンドは「徹底的にゴッパチ、50,80年代で行こう」となっておりますので、ロックはロックで初期衝動の8ビート。従って、フロアタムの刻みが五曲中三曲もあるのですが、ハットやシンバルと違って、反動を利用できないタム刻みはホントにハードなんですよ。しかし、それがずいぶんラクになってきている。おまけに、タム回しは、ねじりの可動域が上がっているためか、もーう平気のへっちゃら。恐るべし、初動負荷トレーニング!
 今回のバンド再開には、you-tubeも大いに役に立っています。スティーブ・ガッドをはじめ、多くの先達たちのセミナーなど、ああ、昔これがあったらどんなによかったことか、というような充実ぶり。また、本物の映像ももの凄くタメになりまして、たとえぎ、今回、KinksのYou really got meをやるのですが、あの独特のオカズの間、なんかも非常に参考になるんですね。「ああなりたいけれど、絶対になれない」という、The Whoのキース・ムーンも、視覚から入るとそのグルーヴの理由が理解できたりするんですね。
いやー、坂本龍一センセイもこの間、「音楽は50歳からよ!」と言っていたし、クラブも含めこんだけ、音楽を聴いてきたことによる何か、は確実に今の演奏の方があるよね。(そう、昔はさー、ヤマハのEAST WESTに勝ち残ることだけが目的だったし)
ということで、明日、六本木あたりをウロウロしている予定の人は是非是非、遊びに来て下さい!
 

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2010年1月10日日曜日

新春さるハゲロックフェスにバンドと美人寿司ダブルで出ます。



ええーっと、本日1月10日(日)15:30〜27:00まで
新宿ロフトで開催される、<新春さるハゲロックフェス>にバンド、NOLCA SORCAと美人寿司の両方で出演しまーす。
そう、私、粛々とバンド、ドラムリハビリ始めてるんですよ。メンツも凄いよ。ベース、野宮真貴、ギター、MOMOKOMOTION 、ボーカルにNOEMI。まあ、私と野宮さんはガールズロッカーとしてはほぼ、第一世代。American top 40とミュージックライフとクイーン初来日武道館をこなし、ヤマハのEAST WESTで同じステージを踏んでいたとが判明。
スティックも握れば、寿司も握る、っていうんで、朝、築地、行って、相当凄いトロとブリとイクラなどゲット済み。そして、自家製からすみも作っちゃう勢い。
当日券も在るみたいなので、ぜひ、遊びにきてください。
寿司は20時頃から、バンドは00:30頃からございます。
http://www.saruhage.com/sarufes/
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2010年1月4日月曜日

年末ロスアンジェルス旅の顛末。セドナ、曽根裕、岩井俊二、ホットヨガ、囲碁、


この年末休みは25日から、元旦までロスアンジェルスに行って来ました。  滞在先はサウス・パサディナにある西原みん&曽根裕夫妻宅。人生いたるところに自宅あり、ということで、ここの家はもはや湯山家と同義です。彼らも「もう、ウチの子になれ!」って言ってたし。  ロスは世界の中でもかなり好きな場所ですね。といいますか、ここは世界の都市の中でも、抜群に変わっている。というか、ここは都市不可欠なものがあまりにも欠落しているのです。  要するに、仕事帰りにちょこっと寄っていくような飲み屋街、若者がたむろするストリートというものが何にもない。街の風景にあまり、人間が登場しない珍しい大都会なのですね。「ロスは都市じゃなくて、キャンプ」という、在住、7年の曽根君の名言があるのですが、要所要所に隠れたコロニーがあって、その点在を車で移動する感じ。なので、コミュニティーのパスがないと、なかなかディープなところにいけない、という、表向きの開放感と裏腹のところがあるのでだ。
 今回、ロスに到着したとたん、間髪入れずに、8時間ドライブにてアリゾナの砂漠を突っ走って、セドナに行ったのですが、乾燥して、広大な土地のあり方はもう、日本と真逆です。  つくづく思ったのですが、こういう環境ならば人間は”愛”を猛烈に希求するんでしょうね。家族とか、子供とか、愛情集団を自分の手で養って行かないと、生存の危機に瀕しちゃうわけです。 なので、その反対でわんわん自然が豊かで饒舌な日本は逆に”愛”が栄養毒になる嫌いがある。こっちでやたら夫婦仲がよくて常にいっしょのカップルがうさんくさく見えるのは、やっぱり正しいわけで、日本におけるひとり行動、孤独はむしろまともな行動であるといえる。  さて、いろいろと面白かったロス旅、まともに書くと長編になっちゃうので、以下、ビジネス書のごとくのトピックまとめ。ツイッターつぶやきは右の欄をご覧下さい。 ●セドナ  再訪だと二日目まで思い込んでいた間抜けぶり。前に行ったのはサンタフェだったのよ。とにかく、ルパンの奇巌城みたいな奇天烈な岩山が凄い。鉄分の多い赤茶けた山と真っ青な空とサボテンや潅木の緑、というシンプルぶりは、やっぱり、いろんな植物がわさわさ茂って、鳥とか虫とか生物の気配が濃厚なニッポンの里山の対極。ベルロックトレッキングでちょいロッククライミングして、昼寝デトックス。これで、ゼロ年代の毒気は完全に抜いたぞ! ホテルは”Sedona Rouge”。チェックイン時にフロントマンがにやっと笑い、値段据え置きでダブルベッドスイートにアップグレードしてもらっちゃったのは、私たちが中年レズカップルに見えたからなんでしょうか。行きつけにした”chocola tree cafe” http://www.chocolatreecafe.com/は、下北沢感覚バシバシの典型的オーガニックカフェですが、ど根性が入ったビーガンフードは目から鱗。ナッツとアボカド、アルファルファ遣いがもの凄く上手。ターコイズ系のアクセサリーを気が狂ったように購入。帰国後、黒い毛皮帽子とインディアンジュエリーをつけて、黒い森ガールとしてデビューするのだ。ストーンマッサージ&スパもよかったなー。砂漠の中での露天スパは、マサイマラやモロッコと同様、ものすごーくギルティー・プレジャーなのだ。
 ちなみに写真の一番下は、プレスリーの映画のバックにこの穴がつかわれてとこらしい。二日目のジープツアーにて。
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  ●ホットヨガと筋トレパーソナルトレーニング  西原みん&曽根裕夫妻(以下、NS)が日課としているエクササイズを体験。まずは、マルコ先生の筋トレですが、これはもう、往年のバスケ時代のそれを思い出し、体育会系の血が騒ぎました。しかし、街場にこういうプライベートなジムがあるのは良いですね。 センセイの話だと、私は基礎体力と筋力があるので、筋トレを続ければすぐに体重は落とせるとのこと。お次はホットヨガ。実は私3年ほど普通のヨガに通っていまして、タカをくくっていたら、これ、死ぬかと思った。とんでもなくハードで、マジで「フルメタル・ジャケット」の新兵訓練か思ったよ!  NS夫妻はこれ、5年も通っていて、特に曽根君のあのダンサーのような肉体美の理由が分かった。「身体を作っておかないと、創作活動がいろいろと鈍って行く」と申しておったが、御意。「コストと時間をかけてもエクササイズは優先すべき」にも御意御意!  食べ歩きしている場合じゃねぇ(と、今は思う)。
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  ●岩井俊二宅訪問  2年前から、ロスに拠点を移して活動いる、ご存知、映画監督の岩井俊二さん。西原がかつて私が編集した監督の「四月物語」書籍パンフでもの凄くいい評論を書いてくれたこともあり、東京でお引き合わせしたことが縁で彼らの交流が始まっているのでした。 ソーテルヌにあるご自宅マンションは新築で、ザッツLAライフの広さと美しさ。鍋をつつきながらの話題は、なんと山岳映画の「劔岳 点の記」。曽根裕は自分の剣岳体験から、また、岩井俊二は黒澤組や「八甲田山」の凄腕撮影監督として監督、木村大作について各々論説。問題は「前人未到の山」のリアリティーを現場でどこまでだまし通せるか、で、曽根君が「頂上には石碑がどどーんと置いてあるはずで、それをよけるために、頂上シーンなのに斜めになっているのがバレた」と指摘。そして、「テッペンには、シラケるものが置いてある」と、訳の分からん名言も。しかし、まあ、現代美術の曽根裕と映画の岩井俊二という、全く、芸風の違う、しかし、同時代の才能が今、ロスを制作拠点としていることの意味は、つくづく大きいと思いますね。分かりやすく言えば、昔から草食男子野郎の天下であるニッポンの文科系(最近、大学周辺に集い出している)において、数少ない肉食系(まあ、二人ともモテるタイプでもある)は荒野を目指す、ってことですかね。
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   ●囲碁  漫画「ヒカルの碁」にハマって以来、どうしてもやらねばならぬ、と思っていた碁。ネットでやったりもしたのですが、どうもようわからん、ということで、NS夫妻の長男、麟君(16歳、数学天才)に指導碁をしていただきました。いやー、どうしても、オセロの刷り込みか、コマ取り合戦になってしまっていたのが、やっと二眼と”囲む”感覚をつかんだぜ。ツイッターでもつぶやいたけど、チェスとか将棋とかの対戦コマ取りのゲームとは趣が違う不思議なシロモノっす。しかし、東京では麟君がいないわけで、だれか、個人コーチやってくれないかね?  小学生のベビーシッターがわりに、日曜日一日ウチに預ける代わりに、指導碁をしてもらう、とか。
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●LA MOCA「MOCA's First Thirty Years」  ロスアンジェルス・コンテンポラリー・アートミュージアムの「30年展」を、出品作家である曽根裕自らのレクチャーガイダンス(なんという、贅沢さ!)で堪能してきました。ポイントは「今まで、誰も考えつかなかったコンセプト、表現をなし得た一番最初の人」ということ。まあ、私は先日椎名林檎の「能動的三分間」にポップスのそれを見いだしたわけですが、これは現代美術のその歴史軸がわかる大変にエデュケーショナルな展示でした。凄かったのが、ビル・ヴィオラの”Room for st.John of the Cross ”。前日、劔岳話で盛りあがったからかもしれませんが、荒れ狂う自然、に、対する文明の必死さとしたたかさ、鬼は外、福は内感(てな感じの)もろもろが全く隙がなく配置されている恐ろしく精度の高い作品。ゴードン・マッタ・クラークの切り取り床材は「あっ、その手があったのね」系の驚きがありましたし、クリス・バーデンは動力機械すべてが持つぞくぞくするような肉感性(ガンダムやトランスフォーマーにも同種のものがある)をコレ一発で表していました。
http://www.moca.org/
(左)クリス・バーデン(右)G/Mクラーク
●買い物戦利品  アメリカン・ラグ・シーで、50'sの赤と白ビーズのカーディガン(このあたりコレクター)とスカーフ。もともとはビキニラインにつけるクリームが、美容ライターの手により一躍フェイスクリームとして脚光を浴びたという、CHAFING RELIEF POWDER GEL(これ、マジで良いですよ)、ヘインズのパンツ、セドナではホワイトセージにインディアン・ジュエリー、オーガニックのピーカンバターなど。
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2009年12月20日日曜日

今年の文化ソーカツは飴屋法水と椎名林檎で



細菌性胃腸炎のため、本日夜「ヌメロ」の取材後、各種お集りにもいかず(クーリーズクリーク、みはるちゃんごめん!)家に戻っておとなしくしておりました。それでもって、食事はお歳暮でもらった伊勢うどん。(なんですかね。この伊勢うどん。ぶわぶわしたちくわぶみたいなうどんに甘辛海藻味のたれをかけて食べる摩訶不思議なもので、およそ、つるしこアルデンテの麺美学からかけ離れている)
そう、こういう時にブログ書かなきゃどーするよ。
ということで、2009年下1/2期の振り返りをやってみようかと。
まあ、舞台演出家・飴屋法水の復活というのが大きかったですね。彼はもうアート界ほかでいろんなファンがいますが、現役業界人でのファン一号は間違いなく、この私でしょうね。なんといっても、ぴあの演劇班の木っ端社員だった私は当時の演劇シーンのどれもが嫌いで、絶望の縁にいたときに、当時の飴屋が主宰する東京グランギニョールの舞台を観て、宗旨替えをしたのでした。人生、これほどのライブな文化的エポックメイキングは次に39歳でDJジュニア・バスケスinトワイロが来て二度目、ということになります。とにかく、時代の最もカッコいい音を使って、視覚と聴覚を通じてテクニカルにエモーショナルに人の本能的や肉体的な共有感覚を激しく引き出して行く、その能力はとてつもないもので、もし彼がその後職業的な舞台演出家になったとしたら、引く手あまただっただろうな、と思っていました。当時のインタビューで唐十郎が「飴屋君には、縁日の夜店のキラキラしたところのような魅力がある。だから、人はくっついて行きたくなるんだよ」と言っていましたが、彼にはそういった人の心をぐらっとさせる天性の演出術が備わっているのでしょう。
しかし、才能と本人の欲求は贅沢にも違います。飴屋さんはその後、現代美術方面に行ったり、動物商をやったり、いわゆるデュシャン的な表現者としての生き方を貫いて行きます。もちろん、同じ人間ですから、表現行為の端々には一貫したものが出てくる。しかし、あれだけ舞台で人の心を震わせた"演出"そのものは表にはあらわれず、残念な思いをしていたところ、今年は後半、二発のでかいタマをぶち上げてくれました。(一発目の「転校生」はすでにブログにアップ)
 東京デスロックの多田淳之介の戯曲を演出した「3人いる」は、「自分の部屋に自分を名乗る他人が自分だと行ってやってくる」という、不条理モノの王道のようなネタなのですが、飴屋演出は、そこに「すべての公演の出演者が異なる。しかも、ガイジンを入れてのド素人」というメタな構造を導入してくる。そこには、自ずと「他者と自分との区別に必死にコミュニケートせざるおえない」劇中登場人物と、素人である役者たちの今、ここにある緊張が化学反応して、最大効果を上げていた。この、戯曲の持つ魅力と伝わり方を瞬時に判断して、最高出力&センスで見せて行くという手つきは、かつて私が痺れきった彼の豊かな才能部分、のものとは別個(この舞台では、美術も音楽も饒舌ではない)のもので、真に飴屋法水、おそるべし。現代美術フィールドで、コンセプチュアル、ということを大いに学んで来たことも関係しているのでしょう。
そして、この間、フェスティバルトーキョーの一環で行った『4.48 サイコシス』は、全二作では封印されていた飴屋の「天性の演出術」が、その戯曲のキモを一瞬でつかみ取る頭の良さとコンセプチュアルな手つきと共振し、これにて、多分、今後の飴屋演劇時代がスタートするがごとくの作品となっていました。
原作はデビュー作以来、生々しい暴力や性の描写に特徴のあるイギリスの劇作家、サラ・ケインの遺作戯曲は、まあ、作者自身の肉声にも近いはずの「イッちゃった人の頭の混乱ディスコミュニケーション」でして、電波系の人たちと同様の「意味はわからずとも、圧力と強度がマックス」というもの。飴屋氏はまさにそこにつけ込んで(いい意味に置いて)まるで交響曲のピースを埋めるように演出をかぶせて行くのです。
 出演者はまたも全員素人(彼がなぜ、プロの俳優を嫌うのかは、よく理解できる。プロの役者は不安をメソッドや自分のテクで解消しようとするが、彼の手がける戯曲はそれをやられると"出力"が落ちてしまうタイプのもの)、ホーミーアーティスト、山川冬樹のホーミーと逆さ吊りの登場、観客と鏡面状態になる舞台設営、舞台を横切り人が出入りする血の川、シンメトリーの配置でプレイされるドラム、たびたびインサートされる「ロング・サイレンス」という女性の声、そして、邪悪な小鬼のように走り回って天井桟敷から罵声を浴びせる山川冬樹。
 「ドグラマグラ」や「ルクスソルス」ある意味、「死霊」という文学群は、読んだ時に意味ではなく、言葉の羅列から脳の中に異様なガスが発生し、それにヤられてしまうのですが、彼はこの戯曲に充満する同種のガスを濃厚抽出し、見事に火をつけたことになります。そして、その火にはもちろん、私が好きな彼の才能=キラキラ部分が今回はやっと、濃厚に入っていたのでした。
 まあ、今回も感じ入ったけれど、こんなに耳がいい演出家は、世界でも珍しいのではないでしょうか。全共闘演劇関係者が上に居座っていたかつての小劇場界と違って、今回、飴屋さんの理解者、バックには平田オリザのような政治家(悪い意味じゃなくて!)がいるわけですから、ぜひ、彼の才能を海外に持って行っていただきたいものです。ホントに、ベルリンオペラの演出ぐらい、やっていただきたいものだ。(なーんて、考えたのは今、「魔笛」をDVDでみていたからなのだ)
飴屋法水で長くなってしまいましたが、あとは、ギルギエフはブログにしたし、最近では椎名林檎の「能動的3分間」ですかね。私、初めて椎名林檎にハマったかも。それほど凄いんですよ。ポップスをはじめとして、おおよそすべからくの歌はもう全く新しいものが出てくる余地はない、と思っていたのに、こういう境地があったのか、と。分野としては「孤独」。バンドはハードで巧者ばかりの男所帯なのですが、その楽器やコーラスがオンナ林檎と対をなして、"泣いて"いる感じが実にセクシー。3分間、の事柄を歌い、実際に曲の長さが3分間という、宮島達夫、村上春樹、ウォン・カーウァイという時代の才能と引き合うテーマもヤバいわけです。これ、心ある人は買った方がいいですよ。
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2009年12月14日月曜日

プログ始めました。と、ギルギエフ、湯山昭、シュスターコーヴィチ、都筑道夫、岸田一郎とか



  • ホントに久々のプログ書きです。
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  • 書くこと無かったって?  な、わけはない。逆にいつものアレですよ。まとめて書こうと思うと、日々のネタが多すぎて大作になっちゃうといういつものジレンマです。ほんとにねえ。しょこたんクラスならば、猫写真に「猫カワイ---」で芸として成立するのですが、なかなかそうもいかないわけでして  
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  • ところが・・・・・。
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  •  いやー。ツイッター、とうとう始めちゃったんですよ。ブログ書かないけど、ツイッターではつぶやっいていたというわけだ。ツイッター、もちろん、その存在は知っていたのですが、完全にタカをくくってました。同時期に別ジャンル(音楽系、ビジネス系)の男子からその効能と「いろんなとこに出没していて、ブログに腰が重いアナタこそ、やるべきだ」と諄々と説教され、やってみたら、あーた、本当にその通りだった。
  •   
  • 主に移動中と寝る前と仕事前のつぶやきで、ちゃんとつぶやくようになってから、まだ、一ヶ月経っていないんだけど、タイムラインを見ると、ちゃんと日記になっているんですよ、これが。
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  • ちなみに、本日までの空白の時間を記してみますと、11月25日は従兄弟の結婚式で九段会館に行き、式の間、暇だったのか毒舌ファッションチェックやボースのスピーカーから出る気の狂った音量につぶやいておりますな。
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  • そして、
  • 「父、湯山昭のピアノ曲集、音の星座、の出版とCDリリースならびに喜寿をお祝いする会@ホテルオークラ、に、出席中。 10:13 PM Nov 28th Echofonの時分は、
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  • 「何故に、ベートーベンのロマンス? 自作のバイオリンソナタやればいいのに」「あっ、やっばやるんだ!第二楽章は私の子守り歌であり、通奏低音 」「つくづく、既作、お菓子の世界、が、凄い名作だと得心」「音の噴水、は、ショパンとジャジーの融合なり。ゆかいなピエロ、は、トリッキーラヴェル。きいていると、やっぱ湯山節集大成なり」
  • などと実況ライブでつぶやいております。
加えて、12月は世界が誇るマエストロ、ワレリー・ギルギエフをバレエも含め三連発、足を運んでおりまして、これ、相当感動したらしく(らしく、って自分だけれど)  シュスタコービッチ10番。もう、とんでもないことがおこっていた。松坂牛100枚食った感じ。2:47 AM Dec 1st Echofon

翌日は。
「体調悪し。ゲルギエフの「悲愴」CD、三楽章の三連叩き込みで無理矢理アゲて、仕事している。でも、風呂欲求が、もうすぐ・・・・・」「 連チャンでギルギエフ。シュスタコービッチ交響曲二発。プロ変更のピアノ協奏曲がど迫力。デニス,マツーエフpはどっちゃん坊やだな。 1:30 AM Dec 1st Echofon

などと、しめくくっております。
  • マイリンスキー・バレエ(ギルギエフ+マイリンスキー歌劇場管弦楽団)の「イワンと子馬」は、
  •   
  • 「マイリンスキーPlusギルギエフ、今終了。世の中の幸福なもの全てが舞台から津波の様に押し寄せて来たロシア、民度高すぎ。 2:57 AM Dec 8th Echofonときて、
  • その舞台はロシアアヴァンギャルド炸裂。衣装はコムデギャルソンかズッカかという可愛さだ。一言で言えばしりあがり寿が全編にあふれ感?!  それにマイリンスキーバレエの技とギルギエフのエモーションが加わり大団円でござった」
  •   
  • それだけじゃ、モノ足らなかったらしく
  •   
  • 「『イワンと仔馬』は、燃えるパリ・コミューン前夜にペテルブルクで演出振付けされたバレエ。今年の3月に、天才振付家ラトマンスキーの手によって改訂版がマリインスキー歌劇場で上演され大喝采、それを旬のままに持って来たのが今夜なのだ」
  •   
  • といううんちくや、
  •   
  • 「せむしの小馬」の作曲家はシチェドリン。もの凄く色彩的で華やかで豊かなオーケストレーションをギルギエフはエモーショナルにバレエを支えていましたね。ロストロポーヴィチも好きだったらしい」
. と、相当、コーフンしています。
 ミクシーの時は割とアーリーアダプターで、その「面白さ」はミクシーをやったことの無い人でも、比較的想像させることが容易いものでした。「コミュニティーがその人のセンスと人となりを表す」というのは、本棚を見ればそいつがわかる、という昔からのセオリーの移し替えだったし、オフ会と掲示板という付属して出てきた行動もわかりやすかった。
 しかし、ツイッターはその面白さが理屈では到底わからないのです。ツイッターというストリームに自分が参加し、ゆだねてみることで、それを段階的に理解していくしかない。理解というか、自分のリテラシーを造らなければならない、という面倒なところがある。
 私の専門で言えば、よりクラブ的なコミュニケーション空間であるとも言えます。そのタイムラインのフォーラムは、たとえば、24時間やっているパーティーのようなもので、人は出たり入ったり、いろんな小部屋を訪れて音、ならず、つぶやきと戯れて、また出て行くというもの。
もちろん出て行ったまんまでもいいが、これ、クラブ通いが人生の習慣になるように、確実に人生の一部を浸食いたします。
 最近、体得した感覚は、バーッとタイムラインをスクロールして、使われている単語が感覚や求めているものに合う人をフォローすること。もちろん、友人や知り合いもいますが、映画で言うとグランドホテル形式っぽく、今ここにいる世界の言葉の編集が刻々となされている、という不思議な快感があるのです。
 とはいえ、これでバレちゃったことも多く、ビジネス書の書き手や愛好家たちの何人かは、ちょっと考えられないようなセンスの悪さを臆面も無く出してきますね。
 これまでパブリックイメージや著作では好意的に見ていた或る人物がいるのですが、その人の頻繁なつぶやきに自ずと立ちあらわれる「生活に全く個人的な嗜好が見えてこない」「ユーモアとセンスの壊滅的な欠如」「はしゃぎっぷり」に他人事ながら、大丈夫か?  と思ったりして。
 対して、元レオンの岸田一郎氏は、けっしてバブリーで軽々しい、という世間が思いがちなイメージを裏切る、なんだか、都筑道夫を彷彿させるライトで知的なつぶやき群でありまして、今、最もお気に入りかも。
 来週、日芸の授業にて、学生たちとこのあたりの話をしてみようかな。
 水道橋博士もブログとツイッターの両立に悩んでいるらしいが、ホントに今後、どうしませう。
 とはいえ、ツイッターはやっていると思いますので、よろしかったらフォローして下さいまし。
yuyamareikoで出ています。
 
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2009年11月18日水曜日

明日19時から「丸の内オンナ塾」ラスト。



毎週木曜日にやってきた『湯山玲子の丸の内オンナ塾』、明日がラストナイトです。

11月19日(木)第三夜:男女術
恋愛熱を止めた時から、豊かな男女関係が広がる?! 男女間にかつては流れていた深くて広大な河が、水深30センチの小川になってしまった2009年末の、女と男のあり様を徹底分析。『女装する女』で収集された数々の事例等をもとに、今、女はどうしたら、男をゲットできるのか (またはその逆)、そして、アラフィフ歳上女の視点から見た女性の弱点などの仮説と実践を語り尽くします。

■場所:丸の内カフェ 2F

■講師:湯山玲子(クリエイティブ・ディレクター&エッセイスト)

■参加費:各回 1,500円【税込】(1ドリンク付/当日支払)
全3回セット 4,000円【税込】(1ドリンク付/当日支払)

■定員:40名

■主催:三菱地所株式会社

■企画協力:有限会社ホウ71

■企画運営:株式会社イデー


■申込方法:
1)丸の内カフェ インフォメーションカウンターでの受付

2)メールでの受付
「1.セミナー名・ご希望の日程 2.氏名 3.参加人数 4.メールアドレス 5.電話番号(日中連絡がとれるもの)6.認知媒体」をお書き添えの上、 event@marunouchicafe.comへご応募くださいませ。


■セミナーのお問い合わせ:
丸の内カフェ 青木・大瀧
東京都千代田区丸の内3-3-1 新東京ビル1F
TEL 03-3212-5025 
event@marunouchicafe.com
OPEN 8:00-21:00 (Sat/Sun/Holiday:11:00-20:00)
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2009年11月9日月曜日

明後日、ティファニー・ゴドイさんとトークショー!



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今年で10年目を迎える『東京フィルメックス』の関連イベントにファッション・ディレクターのティファニー・ゴドイさんと一緒に出演します。テーマは、「1930年代のトウキョー・ガール」について。

1930年、モダン日本の女たち
~生き方、男女関係、おしゃれ、東京~

11/11(水)@丸の内カフェ
19:00〜20:30(18:40受付) >>> 申し込みはコチラ
ゲスト:湯山玲子(クリエイティブ・ディレクター&エッセイスト)
ティファニー・ゴドイ(ファッションエディター&コンサルタント)
モダニズム文化が花開き、トーキー映画が登場した1930年代。当時、松竹の蒲田撮影所と後継の大船撮影所では、新しい映画演出が数々試みられ、モダンでお洒落な映画が次々と生み出されていました。新進スターは流行を体現するモダン・ガール、モダン・ボーイだったのです。「女装する女」の著者であり、都市環境と女性の欲望の考察を得意とする湯山玲子氏と、日本と欧米をまたにかけて、ファッションディレクターとして活躍しているティファニー・ゴドイ氏に語っていただきます。
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