偶然youtubeで見つけてこの数ヶ月間ハマリ続けている、アカペラグルーブのinspi(インスピ)。本日初めてライヴで体験してきました。
いやー、ホントに音楽好きならばこの人たちチェックすべき、なのよ。アカペラってテレビでブレイクしたせいか、学生のサークルの歌自慢がやっている、というイメージがどうしてもついてしまって、残念なことが多いのですが、彼らのサウンドはその心棒に、オージェイズ、フィリーソウル、トッド・ラングレンなんかのセンスがきちんと入り込んでいて、完全に「カッコいい」方向。
そう、アカペラって、残念なことに多くのグルーブが「カッコいい」を取らずに、「親しみやすさ」を採用しちゃうんですよ。彼らの黒っぽくてクールなアレンジは、完全に前者のものだと思いますが、ライブ構成のファンサービスを見る限り、まだまだバランスをとっている気がする。
いやー、その私的にはそのサービス部分は不要なのだ。もっともっと、トンガってアカベラのいや人の声の和声が持つ可能性を広げていただきたいのですよ。合唱って突き詰めると異界の扉すら開きますから〜。ディアンジェロのスモーキーな暗さ、だったり、ラテンならば、カルロスジョビンの「Two Kite」とか。本当に歌ってもらいたい曲がたくさんあるのですよ。
今回披露された、もの凄いアブストラクト風味でアカベラ化した「メリーさんの羊」なんか、わたくし、今すぐにでもバルセロナの世界的音楽祭ソナーのブロデューサーに紹介したいぐらいですもの。
サチモスのブレイクで、長い間旗色が悪かった「カッコいい音楽」が復権している今、インスピもぜひ、その流れに荷担していただきたい。
四声のコーラス部分と、ボイパとベースのリズム隊の引き合いが素晴らしく、特にベースの吉田圭介によるビルエバンス「ワルツフォーデビイ」のスコット・ラファロ顔負けのメロ構成とボイパの渡辺崇史による変則ハイハットワークはナマで聴いて本当にびっくり。言っときますが、これ全部「口」での話ですからさ。
今年中に、爆クラ" のゲストで絶対にお呼びします。
動画貼り付けは、テイラー・スイフトの「Shake it」。ベースの吉田圭介の手になるこの素晴らしいアレンジ力もこのグルーブの魅力。お聴き下さい。
https://www.youtube.com/watch?v=7wzfq64GABw
インスピ「メリーさんの羊」これさ、クラシック編曲でもいける。ちょっとイロイロ考える。
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