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2019年9月1日日曜日

2019年9月1日2

妙にご縁がある、というか相性が良い、平成元年アラウンドの人々。クラシックでは指揮者の @坂入健司郎、オルタナティヴロック系では、マヒトゥ・ザ・ピーポーのライブ/コンサートがなんと土曜日にあり、両方に行ってきました。

まずは指揮者坂入君の川崎室内管弦楽団@白寿ホール。ブログラムはハイドン/交響曲第85番「王妃」 ロドリーゴ/「ある貴紳のための幻想曲」 ストラヴィンスキー/「プルチネルラ」(全曲版)。演奏のベストはハイドンで、これ隠れた名曲。ハイドンは「良きこと」の作曲家、というイメージが私には強烈にあります。そう、映画で言うならば、岩井俊二的な、真・善・美・豊かさ・明朗・優雅、といった境地が、まさに坂入君の本質的なエネルギーと無理なくハモった、まさに「加速に伸びがある」(あー、今日はは車の例えが多いなあ)、名演。真・善・美って、実は、ちまたのニュアンスや陰りなんかよりも、非常に表現するのが難しいのに、坂入君の体(てい)がそういうことなんですね。白寿ホールにオケが乗るのを初めて聴いたのですが、凄く良い。

荘村清志のギターが入った、ロドリーゴ。これ、申し訳ないが作曲家のオケアレンジが出来高低し。ギターとオケ、音量からして、また表現の魅力の在り方が対立項に近いアンサンブルですよ。ナマ音でのトライは果敢な挑戦でしたが、そもそものところで、楽曲に「違うだろ」の部分が多かったですね。(2者が掛け合う4.5楽章は悪くなかった)11月の爆クラアースダイバー@愛岐トンネルに出演してくれる、フルートの泉真由ちゃん、光っていましたぜ。この間の、新垣隆さんのバルボードカフェで、即興に挑戦していた石上真由子ちゃんの姿も! 良いゲスト、呼んでますな。

で、マヒト・ザ・ビーポー。まー、今、巷の文化系を騒がせている「久々のアンダーグラウンド発スター」の自身のバンド、GEZANでの存在感は如何に?! でしたが、想像を超えた心のつかまれ方をしましたね。ノイズ/パンク系のハードコアセットですが、ベースがディジリドゥに楽器を変えての一曲があったり、アフリカのリンガラやピグミー合唱を彷彿とさせるボイスコーラスが入ったり、アイディアが斬新。

そして、問題のマヒトゥの存在感ですが、熱のある演奏なのに彼のところだけ、ひんやりしている不思議な空気が漂います。美形で両性具有的なので、そういうカリスマ光線を発してくるかと思いきや、そのツラ構えは、諸星大二郎描くところの古代の仮面系。このとらえどころの無さは、デヴイット・ボウイに通じるかも。バレエで言うところのボールドブラ(腕の動き)が、エレガント。この人、舞踊にいってもいいかもしれない。音楽も含め、トランシーなアナザーワールドに連れて行くのか、と思いきや、日常的な歌詞が飛び込んで来て、こりゃ、救われる若者もいるだろうな、という複雑系で、非常に現代性がある。つまり、ロックの本筋があるのですよ。

しっかし、わたくし前から4列目ぐらいにいたら、後ろからがつーんと、思いっきり熱狂した若者達の体当たりモッシュを喰らってしまいました。ぶつかってきた輩に「何だコノヤロー」と蹴りや肘鉄を喰らわせましたが、ほとんどカラ打ち。まあ、そんな抵抗は想定済の若者モッシュ軍団です。考えてみれば。どっちがヤカラかって・・・・、こっちだろう、という話ですがね。

 


 
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