実は映像では分からなかった、10人の奏者の楽器使用を確認でき、もの凄く参考になった。川端康成の原作かもつ。エピソードの強度が転倒する見事さや、その原作をコミュニケーションの問題に引き取る、明快なミニマリズムはやはり素晴らしい。こういう舞台をみると、本当にクリエイティヴ力を刺激されます。
で、終わった後、空間現代のスペース「外」で始まった、吉増剛造×空間現代の展示『背』に出向く。
いやー、これが素晴らしい展示で、背中合わせに設置された小型スピーカーの林から、彼らのライヴパフォーマンスをサンプリング&リミックスした音群が木々のざわめきのような弱音で繰り出されて、ガラスに描かれた曼荼羅のようなライブペインティングに郁恵にも映像が映し出されるというdazed confuswd感覚。
音像のクリエイトが素晴らしく、これはベースの古谷野くんの手になるものと聞いてびっくり。いやー、これもの凄く細かいし、緊張感がずーっと途切れない胆力あるリミックス。結果、極上アンビエント。彼らには「私の臨終はこの部屋で迎えたい」と言っておきましたよ。
吉松さんの声には、独特の命の爆発がある。
で、あとはみなさんと会食。野口君の奥方の料理天才ちゃんのシチューを始めとした素晴らしいメニューで、なんだか、初めての正月気分。このインスタレーション、本当に完成度高いので、「外」の名物にすべし!!



