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2020年1月26日日曜日

2020年1月26日

(1/24篇)ふ〜。今、午後二時過ぎで、カルメン役のヴァルドイ・アブラハミヤン嬢のインタビューを終わらせ、ドイツ飯(事もあろうに名前失念)を食べて、夜の本番に備えて昼寝するところ。

ヴァル嬢、なんとハマシアンと同じ、アルメニア出身。言わば辺境の身体と声は、カルメンとしてはぴったり。今夜の本番がたのしみ。
ドイツ飯はタルタルステーキと、地元のスーブとソーセージの盛り合わせ。いつもドイツ飯に感じるのですが・・・・、素材はいいのに、しょっぱずぎるんですな、これが。緯度が高い国の飯は得てして塩分が多い。それは、寒いからなのです。ともあれ、牛骨のブロスが効いたスーブは100点なり。

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2020年1月24日金曜日

2020年1月24日

今、ドイツは地獄のフランクフルト(知る人ぞ知る空港マフィアで有名)空港で乗り継ぎ待ち。今回の旅は、来年9月3.6にBunkamuraオーチャードホールで行われる、パーヴォ・ヤルヴィ×N響の「カルメン」の取材なのです。で、初のバイエルン国立歌劇場でそれ、と、ななんと、ベルリンで翌日ベトレンコでマーラー第6、ベルリンフィルが体験できるのです。(児玉チャン、ありがと!)

でも、なんとたった2泊の弾丸。
今、乗り継ぎフランクフルトですが、ルッコラとプチトマト、のサラダ美味しす。



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2020年1月20日月曜日

2020年1月20日

引き続き京都の夜。対談でご一緒したことがあるバッキー井上氏が著作で紹介されていた、木屋町小料理屋『喜幸』(きいこと呼ぶ)へ。と、これが想像以上の名店。迷路のような裏路地の門にある黒板塀の引き戸を開けると、カウンターが待ち構える、ザッツ京都な店構え。

和服と割烹着の女性ふたりがカウンターに立ち、熟女のおかみさんの方が自ら料理を出してくれるというスタイルであります。

まずは、伏見の純米酒、坤滴をぬる燗で突き出しのてっぱい(ぬたのこと)で事始め。のっけから酢味噌と辛子のパンチあるコラボに仰天。確かに強烈風味なのですが、それが和えられた、わけぎ、アゲ、青柳を引き立てる脇役になっているという妙。

コチラの名物は水槽に泳ぐ川魚たちと聞いておりましたので、その中からわかさぎ、春子、鴨川のはやの3兄弟を選出。この兄弟、ワイルド味、はんなりヌメヌメ味、苦み走り味とどれも本当に個性が違う。

お次は「ああ、明日から朝食は毎日コレだ」と得心した、たいたんは、大根と飛竜頭とゴボウ。至福の出し汁。全部飲んじゃったもんね〜。

そして、真打ちはタラの白子入りの湯豆腐である、くもこ鍋。こ・れ・が凄いのだ。何というかコチラの豆腐、豆の風味が主張するわけでも無く、やわやわと気配のない味なのですが、白子とともにいただくとそのふたつに境界がなく白子の味が、無限大に増幅していくという、何だか筒井康隆みたいなSF的な味の快楽。その豆腐ソラリスの海の中に、青菜と椎茸が印象的に入ってくる、名アンサンブルですわ。

隣の若い女子連れのオッサンに進められて、アゲの焼いたのを頼んだのですが、これがまた、とてつもなかった。はっきり言って今まで食べてきたアゲ歴史の中で最高のアゲ。きいこはその横でお豆腐屋を営業していて、アゲを含め、お豆腐は日本橋のタカシマヤにはいっているそう。そのためだけに、私は日本橋に行くよ!

きいこ。凄い。毎日こういうご飯を食べたい。

 
 
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2020年1月19日日曜日

2020年1月19日

寄稿した、デスブラの新作オペラ『サイレンス』の一日だけの上演を観に、一路京都に。もちろん、テキストのために、事前に映像でじっくり堪能していたのですが、アンサンブル・ルシリンの実際の音響を聞きたくて後先考えずに、品川直行してしまいました。

実は映像では分からなかった、10人の奏者の楽器使用を確認でき、もの凄く参考になった。川端康成の原作かもつ。エピソードの強度が転倒する見事さや、その原作をコミュニケーションの問題に引き取る、明快なミニマリズムはやはり素晴らしい。こういう舞台をみると、本当にクリエイティヴ力を刺激されます。

で、終わった後、空間現代のスペース「外」で始まった、吉増剛造×空間現代の展示『背』に出向く。

いやー、これが素晴らしい展示で、背中合わせに設置された小型スピーカーの林から、彼らのライヴパフォーマンスをサンプリング&リミックスした音群が木々のざわめきのような弱音で繰り出されて、ガラスに描かれた曼荼羅のようなライブペインティングに郁恵にも映像が映し出されるというdazed confuswd感覚。

音像のクリエイトが素晴らしく、これはベースの古谷野くんの手になるものと聞いてびっくり。いやー、これもの凄く細かいし、緊張感がずーっと途切れない胆力あるリミックス。結果、極上アンビエント。彼らには「私の臨終はこの部屋で迎えたい」と言っておきましたよ。
吉松さんの声には、独特の命の爆発がある。

で、あとはみなさんと会食。野口君の奥方の料理天才ちゃんのシチューを始めとした素晴らしいメニューで、なんだか、初めての正月気分。このインスタレーション、本当に完成度高いので、「外」の名物にすべし!!


 
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2020年1月4日土曜日

2020年1月4日

1月18日(土)に京都ロームシアターで上演される、アレクサンドル・デスブラのオペラ『サイレンス』にテキスト寄稿しました。

川端康成のホラー短編「無言」を元にした小劇場的オベラで、てんこ盛りの和風&東洋趣味(無印良品から、チベット密教、ミシマ、コムデギャルソン、武士道そろい踏み)の饒舌シンブルの拘束感の中に、デスプラの浮遊感と叙情性がマッチした作品ですが、湯山的には川端康成文学の大再発見。(で、今も正月に読んでる)

いやー、川端康成、もの凄く作品が音楽的。短編がホント凄くて、「いやな感じ」しいては人間関係に存在する何とも言いようが無い時間を醸し出していくのが上手い。で、このオペラ、原作を読み込む読解力と感性、つまりツカミガしっかりしているので強度のある作品になっているのです。近代以降のオペラは、こうでなくっちゃダメ。というか、原作ありきのオペラ作曲、演出はここがキモ。

キーワードは、主客が転倒するような強力な劇中エピソード、とエンディング。

詳しくは、下のヤツを読んでくだされい。
https://rohmtheatrekyoto.jp/lp/silence_kyoto/

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2020年1月1日水曜日

2020年1月1日

ほとんど、10年ぶりかという実家年越し。そして、完全にオンタイムオールでの紅白鑑賞も久しぶり。で、凄いっすね。紅白。音楽業界の不調が当たり前になったところで、いろいろ混迷期を経て、「国民のため」というポピュリズムから、「音楽好きの国民のため」に向けて、真面目にやっているという感じ。「選曲に間違いが無い音楽ショウ」。とここに定着したのではないかな。

ちょっと前には、お笑い芸人やタレントがやたら出て来て、披露宴のどうしようもない同僚の余興みたいな空騒ぎ状態だったのに、今回は一手にそのあたりをよりによって、あの人間サイボーグ仕様のMatt君が引き受けているという英?断も良かったんですよ(ホントか?)。演出的には、もう、海外のオペラから、小劇場まで当たり前になった、プロジェクトマッピング型の大型スクリーン映像フル使いで飽きさせない。

ところで、嵐なんですが、こんなにエンタメ的にこなれていたグルーブだったとは!   ダンスがホントに音楽的にフローしていてカッコいいし、大野君の上メロのかぶせなんか、もう、ojays並み。というか、フィリーソウルフィーリングのサンプリングアレンジがまたよし。

そして、そんなグルーヴの次の大トリのMisiaは完全にハウス天国。なぜ、今になってクラブ系・・・。とドラアグクィーンのよく知った顔ぶれとここに来てDJ EMMA君の起用は、風営法改正後、そして、オリンピック時の観光庁肝入りの外国人観光客ナイトツーリズムのためのクラブアビールなのかしら、などと妄想。

個人的には、TWICEの「TT」ですね。いやー、この曲カッコ良すぎ。今youtubeで聴いているのですが、録音が硬すぎ、で紅白のバージョンの方が断然ソウルフルでいいんですわ。隣で聴いていたとーちゃんこと湯山昭も反応していたのだが、単に、可愛いねーちゃんが大量に出て来たからかもしれん。メガネ取り出して観入っていましたからね。

竹内まりあセンセイは、もう、歌唱の力ね。注目すべきはヘアスタイル。かつての女子大生が全員やっており、今でも踏襲している残念な中高年女が多い、ダウンの段カットですが、センセイのソレは、カットの妙で骨董品を免れるどころか、もの凄く似合っている。(いったい、どこのヘアメイクだ?! )グリーンのドレスは袖口の豊かなドレープがステキだったのですが、なぜ、あのスビリチュアルな首飾りをしていたのか・・・・。気になって、眠れないじゃないか。

いや、ユーミンの「紅白の舞台であえてトラッド」というわかりやすさよりも、ミステリアスで結果、凄いのかも。

 
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2019年12月31日火曜日

1/16(木)爆クラ!第84夜「小宮山雄飛(ホフディラン)と聴く クラシック東京的」

クラシック音楽の新しい聴き方を提案する、ポストクラブ時代のトーク&リスニングイベント爆クラ!
2020年は何と言っても、東京オリンピックの年。東京といっても広うござるんですが、今回のゲストの小宮山さんは、なんと表参道に実家がある表参道育ち!
大きく様変わりする東京という都市のエッセンスを、クラシック音楽ジャンルに見出してみようという、都市論×クラシック音楽の会となります。

予約はこちら↓
http://haremame.com/schedule/67814/
https://yuyama-bakucra-0116.peatix.com/view

いやー、東京、常に変化していますね。その変化のキーは実は「西欧化」だったりもします。おしゃれなブティック、レストランにカフェ。まだまだ、海外旅行が夢の夢だった時代、ちょっとの体験とあとは少ない情報で作り上げた「本場よりも本場っぽい」モノや場所たちは、ニッポンの文化的蛸壺の中で、いつしか、東京的というような独自のテイストを持ち始めたりするのです。





「ピアノのレッスンの音がもれ聞こえる、武蔵野の住宅街」とこれ、私、湯山自身の東京の原風景なのですが、それ以外にも東京という都市のいろんな場面には、どんなクラシック音楽が似合うのか?! 日本語ロックの金字塔バンド、はっぴいえんど、には、暗闇坂や路面電車が通っていた頃の東京の空気を表した歌が存在しますが、その感覚をクラシックに捜すとどうなのか、とか。
はたまた、東京の地霊(荒俣宏ですわ)はどういう音楽を欲しがっているのか?!  というは オカルト目線まで行っちゃう所存。

大注目の一夜になりそう。

湯山玲子




1月16日(木)

爆クラ!<第84夜>「小宮山雄飛(ホフディラン)と聴く クラシック東京的」

door open 19:15
start 20:00

場所 : 晴れたら空に豆まいて
東急東横線代官山駅正面口徒歩2分
東京都渋谷区代官山町20-20 モンシェリー代官山B2
T. 03 5456 8880 F. 03 5456 8881

前売り 3000円 / 当日 3500円 + 1D 600円
学生 前売り 1500円 / 学生 当日 2000円 +1D 600円
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■ 入場は整理番号順
■ 要別途1ドリンク代金600円
■ 会場は畳敷き(椅子席あり)
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メールでのご予約 ticket@mameromantic.com
電話でのご予約 03-5456-8880(受け付け 15:30- 22:30)
予約はこちらからhttp://haremame.com/schedule/67814/


ゲスト

小宮山雄飛

こみやまゆうひ
1973年東京都出身。ホフディランのVo&Key担当。
グループでの活動に加え、NHK Eテレ子供番組への楽曲提供など、個人でも活躍。音楽のかたわらグルメにも精通し、雑誌連載やカレーレシピ本出版など食のシーンでも活躍。
地元渋谷区の観光大使も勤め、食に渋谷に音楽に、 POPな日々を送っている。

主宰·ナビゲーター
湯山玲子
ゆやまれいこ
著述家、プロデューサー。現場主義をモットーに、クラブカルチャー、映画、音楽、食、ファッション等、博覧強記にセンスが加わった独特の視点にはファンが多い。 NHK『ごごナマ』、MXテレビ『ばらいろダンディー』レギュラー、TBS『情報7daysニュースキャスター』などにコメンテーターとしても出演。著作に『女ひとり寿司』 ( 幻冬舍文庫 ) 、 『クラブカルチャー ! 』( 毎日新聞出版局 ) 『女装する女』 ( 新潮新書) 、『四十路越え ! 』( 角川文庫 ) 、上野千鶴子との対談集「快楽上等 ! 3.11 以降の生き方」 ( 幻冬舎) 。『文化系女子という生き方』 ( 大和書房)、『男をこじらせる前に』(kadikawa文庫) 等。ク日本大学藝術学部文芸学科非常勤講師。(有)ホウ71取締約。クラシック音楽の新しい聴き方を提案する爆クラ! 主宰。父は作曲家の湯山昭。
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