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2012年1月15日日曜日

2011〜12年冬の旅:アムステルダム→ベルリン→ウィーン報告その①


2012年、明けましておめでとうございます。

2011年に私たちの身に起こり、それぞれが考え、行動したことは、10年後の21年にどう言う形で現実になっているのでしょうか。自分の人生にそれが起こったことを大いに噛みしめ、さらに意識的に大きな一歩を踏みだす年になりそうです。
今一度、世界を"確認"するために、初参戦のトルコに続いて、年末年始はヨーロッパの各都市を再訪したきました。実は作曲家の父・湯山昭が、1月6日にクラシックの殿堂中の殿堂、ウィーン学友会館ホールで、自作の合唱曲を集めた企画コンサートに招かれることになったので、それを観に行く、という目的にかこつけて、各地の友人宅をノマド滞在したと言うわけです。
特にアムスは私の雑誌編集者ライフの代表作とも言えるSWITCH誌「アムステルダムという生き方」で90年代中期に訪れ、当時は中目黒よりも詳しくアムスを取材しまくった時から、時を経ての再訪なので、本当に楽しみでした。
3.11以降、日本についての甘やかな幻想が引っぱがされていきますが、今回の渡欧でしみじみ感じたことは「日本人を幸福にしない日本というシステム」byカレン・ヴァン・ウォルフレンですが、アムスでは日本人のシングルマザーが、事故で2年間求職しても、生活を営んでいける保証制度、ウィーンでは、中流中の中流のお宅がペントハウス、地下室、50人のパーティーが可能なリビング付き、しかも、1ヶ月弱の夏のバカンスは必須。という現実の数々。
EUは大変なことになる、と言っていますが、日本が考える危機と絶望を跳ね返し、冷静に対処しようとする市民の健康なリア充の基礎体力がこちらには確実にある。すでに家族関係はゲイの方々あり、シングルウーマンあり、と多様ですが、今、日本の最重要ワードになっている"絆"に関しては、友達の家に集まって長く語ることによって、非常に濃厚な信頼関係ができあがっています。まあ、みなさんのお宅にテレビというものが無いのも、そのひとつの表れでしょうか。それを観る時間があったら、することはたくさんあるし、テレビ漬けの快楽人生を許さない、なにかひとつのモラルというものがここにはある。

いずれまた、このあたりは、きっちりとテキストにするとして、どんな旅だったかというと。
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2011,12/25 スイス航空 161 チューリヒのトランジットの朝日
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肩こりがツライので、30分のマッサージ。けっこう彼女がゴッドハンドだったので、ご紹介。チューリヒトランジットの方は是非。
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アムス在住で、日本でもよくエキシビジョンをやっているアーティストのタケトモコさんのお家にステイ。彼女は私の編集したSWITCH誌の「アムステルダムという生き方」の熱心な読者だった人。マクロビ実践者の彼女の料理で、日本にいたとき苦しめられていた胸焼けがぴたりと直ったのです。
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そうそう、これがアムス。チョコレートボックスみたいな細長い家に運河が流れ、自転車が走る。大人のディズニーランドみたいな素敵な場所。しかし、90年初頭のアンダーグラウンド感、下北沢感はもはや過去のモノという雰囲気。クリスマス休暇中、というのもあるのですが。大通りのH&M、スターバックス、GAP、ZARAという4点セットは大繁盛で、こりはイスタンブールも東京も同じ。この既視感は2000年以降の風景。
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とはいえ、まだ、中古レコ屋が日常的にあるのが、いいところ。ブライアン・オウガー、大量買い付け中。アイザック・ヘイズの禿頭アルバムもゲット。
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こういうデザインが、アムス的。見せるためのインテリア、装飾に命をかける彼ら。そこに人を呼ぶから、外食行動はあまり積極的ではないんですねー。
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わはははは。座布団、一枚!    
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最初の取材時の宿だった、クラスナポルスキーホテルも再訪。ロビーから客室への渡り廊下。ここを何度も往復したことが、突如として蘇ってきた。このグリーンに何度となく癒やされたものです。この左側に日本料理屋があって、取材でグロッキーになったときのお助け所だったのでしたが、今は無くなっていました。幾星霜。
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オランダと言えば、チーズ天国。もちろん、お目当てはオールドゴーダ。その風味はからすみに匹敵。いやそれ以上。
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私をネタにタケちゃん主宰のパーティー。左上はピアニストの向井山朋子さん、真ん中にタケちゃん、左下の男性は、その次の日、カイロの民主化運動の民間の情報発信基地となったアパートメントの最上階を提供した友人宅を訪れるという。そのあたりが、アムスの面目躍如なのです。
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外食に旨いもの無し、のアムスで唯一私を狂わせる、屋台の塩漬けニシンことハーリング。生きのいいニシンが手に入ったら、ぜひ、自分で自作する所存。このままメシの上に載っけて、丼にしてもいいぐらい。
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正月だけ、店頭に出るレーズンが入ったドーナツ様の菓子。中はモチモチしていて、案外旨い。
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アムスのマスト行動は、運河を船で周遊すること。乗るときは是非、左舷に。そうするとこのように七つの橋が見通せるナイスビューが!  ボートハウスのインテリアの豪華さも一見の価値あり。
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90年代の中頃、アムスを代表する「最も面白いレストラン」だった「サパークラブ」の今。トワルト・フォスというアート指向のシェフがステージのようなキッチンで料理を作り、客は靴を脱いで、まるでローマの饗宴のようなデカダンなスタイルでフルコースを食べるという仕掛け。アンディ・ウォーホールなどのテーマによる料理パーティーももの凄い完成度で、人々を驚かせていたが、人気を見込んだ悪いヤツに騙されて、店を乗っ取られてしまい、全く面白みのないレストランに成り下がってしまったという。当時、駅前のこのあたりは、かなりダークな「知る人ぞ知る」場所だったのに、店の周辺には安〜い、パブが建ち並び、またも、幾星霜。










今回の目的は、旧友再会。SWITCHの特集でカバーストーリーにした、音楽&パフォーマンス集団、V.O.L.V.O.の美術担当のピンキーとレナートカップルは現在、NEPCOというユニットでかぶり物パフォーマンスを続行中。子供番組やCMなどからも声がかかって、ヨーロッパの人気者なのです。しかし、このふたり、あの時からほとんど印象が変わっておらず、驚愕。建築再開発で有名なアムスの湾岸のロフトをアトリエにしていて、非常にうらやましい環境。
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NEPCO 制作のキモ可愛いシリコンクリーチャーたち。ピンキーが、どんどん肩にブツを乗っけてくるのだ!
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左にある丸いヤツは、例の正月ドーナツ。CM用に作ったんだそう。ドリフ感覚も充分あるとみた。
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こういうポスターの有る無しが、その人のセンスを決めるわけでありますな。
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リノベで有名なロイドホテルのレストランでお茶。っていうか、仕事してました。
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29日の夜は、ビアニストの向井山朋子宅で年末パーティー。まあ、このお宅が素晴らしかったのなんのって。アムスの湾岸の再開発の目玉建築のひとつ、ヤヴァアイランドのバルセロナ・プラッツにあるのだ。グランドビアノが置けて、吹き抜けの新建築。そして、私はお社交に忙しく、なんとまともな写真はこれだけ。この奥行きから想像して下さいな。
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→30日にそれでもって、ベルリンへ。もちろん、ローコストのtransavia航空。問題は預け荷物の制限で、なんと17キロリミット/一人。軽荷物のタケちゃんに手伝ってもらって、なおかつ、手持ちのバッグを急遽預け荷物用にして(さすが、FREITAGは丈夫)、追加料金を逃れた。LCAはこれが問題なんだわな。
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着いたたその日がリチャード・キャメロンの誕生日。お約束通りにベルリンの寿司と行ったらここの「ささや」に。ここの大将、佐々木勲さんは私が5年前に、コムデギャルソンのゲリラショップのオープニングで美人寿司をやったときに、すべての魚の仕入れを担当して下さった恩人なのだった。私のことを覚えていてくれて、感激。「ささや」人気はコチラでは抜群で、全く予約が取れないそう。素晴らしい成功例のひとつ。
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メールチェックする、リチャード・キャメロン。
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朝ご飯の用意をしてくれるカーリン。
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ミッテ地区の、言うならば青山の一角の建物の最上階にある、すんばらしいペントハウスをキャメロン夫妻は購入。このふたりの卓抜たるマネージメント思想については、少々形を変えて、近著「四十路越え! 戦術篇」に紹介。ふたりはこの一月末に、パリのデヴィッド・リンチのクラブにご出演なのだ。遊びに行きたいニャー。
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懐かしのV.O.L.V.O.の肖像画の前で。
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名スタイリストでもあるカーリン同行のショッピングディ。最初は、5年前美人寿司をやった思い出の「Lil shop」ここで、すんばらしい、迷彩サリエリパンツを購入。
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店がタイムアウトで買わなかったけど、アンティークも安い。この蝉のアールデコブローチが、なんと140ユーロ。まあ、次またすぐ来るので心の中キープ。
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帽子専門店。とにかく、店がインディ感覚溢れていて、面白い。この帽子屋は裏が工房になっていて、そこで作って売っている。そういう店は今後、非常に面白いと思う。ベーカリー式の洋服屋など。このほか、セレクトショップのエッジも効いていて、「見たことのないもの」がこの私をして、いっばいあったことが驚き。
<続く>
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2011年12月1日木曜日

爆クラ <第8夜>「 昇天! アヴェ・マリア ~合唱付き」


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クリスマスにちなんだ企画を考えたときにまず頭に浮かんだのは、アヴェ・マリアでした。

アルカデルト、モーツァルト、ケルビーニ、シューペールトにグノー・・・。多くの作曲家がこのキリスト教の聖母マリアへの祈祷をのための音楽をつくっていますが、そのすべてに駄作無し、いや、何かの大きな力に導かれるように美しい旋律を生み出しています。それらの魅力を堪能するとともに、何と、後半は「アヴェ・マリア」を皆さんで歌ってしまおうという企て。

学生時代の合唱コンクールで、いやいや歌った「大地讃頌」がやっているうちに、どうにも面白くなっちゃった、という方々。今こそその心に小さな火をつけて下さい!

ゲストとして登場するのは、女子聖歌隊としてグレゴリオ聖歌やルネッサンス音楽などを手がけ、その一方でフィッシュマンズや坂本美雨等のアーティストたちの作品に参加するなど多彩な活動をしている、カントゥスのメンバーたち ユウ・リナ・レイコ・太田美帆の4人。3.11の震災という、大変なことが起こってしまった今年の最後を、アヴェ・マリアの歌声とともに、祈りの中にしめくくる一夜です。


参考資料↓



バッハ「アヴェ・マリア」マリア・カラス
  
シューベルト「アヴェ・マリア」レニー・フレミング





カッチー二「アヴェ・マリア」サラ・ブライトマン

ここで、ゲストからメッセージ有り。「グノー・シューベルト・カッチーニ」の他にも、数多の作曲家が「アヴェマリア」という名の名曲を遺している事はご存知の方も多いと思います。今回、湯山さん号なる大船にちゃっかり乗船させて頂く我々、そんな変わり種アヴェマリアを、僭越ながら生歌でご紹介出来ればと思っております。
宜しくお願いします。楽しみです。(カントゥス/太田美帆)


教養としてのクラシックではなく、ドミューンに親しんだクラブ耳を持つ人にこそ体験してほしい、この爆音音浴。生演奏がデフォルトだけれど、録音とオーディオという現代のテクノが入ってこその、音と脳と身体とのセッションを堪能して下さい。そして、今回は合唱付き。この回がうまくいったら、爆クラ合唱団をやってみようかな、などと妄想中。

●プログラム

~聞き比べ歌い比べ
「アヴェ・マリア」
 ・グレゴリオ聖歌
・フランク
・アルカデルト
・カッチーニ
・ストラヴィンスキー

休憩を挟んで

それではみんなで歌ってみましょう!

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Yuyama Reiko presents
爆クラ 第8夜 「 昇天!  アヴェ・マリア ~合唱付き」

12月14日(水)

音楽実験室 新世界【六本木通り沿い。西麻布と六本木の間、ディスコa-lifeの並び】

door open 19:15
start 20:00

料金;¥2,000+ドリンクオーダー
¥1,000+ドリンクオーダー(学割)

予約をぜひ!

●ゲスト
カントゥス

幼なじみで結成した女子聖歌隊。メンバー全員東京出身。音楽大学出身者はいない。教会音楽に魅せられ、グレゴリオ聖歌やルネッサンス音楽などをメインレパートリーとして活動中。アルバム「ハルモニアの娘」(EWE)でデビュー。昨今は、フィッシュマンズ・坂本美雨・中島ノブユキ・阿部海太郎等ジャンル問わず様々なアーティ
ストの作品に参加する。CANTUS(カントゥス)とは、ラテン語で「歌」という意味。
[アーティスト写真撮影:青野賢一 (BEAMS)]
http://otamihoandcantus.client.jp/
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2011年10月31日月曜日

【速報】11.11は爆クラ7 島田雅彦ゲストにて「 甦るGOS48 (グレート・オペラ・シンガーズ)」必見!!


「オペラ、三島、ヨーロッパ車とくりゃ、俗物三種の神器じゃねえか!」~『美味しんぼ』

へへっ、どーもすんまへんっ。

美味しんぼの山岡のダンナにそう言われちゃいましたが、これは言い得て妙の発言。そう、オペラは俗と欲のかたまりである人間さまの声のありったけが、「そんなはず、ないじゃん」というようなドラマチック&ロマンチックな物語を舞台に結集した芸術ゆえに、官能オリエンテッドな人々の心を捉え続けてきた表現なのですから!

  クラシック音楽を爆音で聴く「爆クラ」。第今回はゲストに、稀代のオペラ通として知られ、オペラ「Jr.バタフライ」などの台本作品もある小説家の島田雅彦さんをお迎えして、めくるめく楽曲と歌手たちの魅力を存分に紹介していただきます。第3回目には、マリア・カラスという稀代の歌手を深掘りしましたが、今回は”オベラ”という舞台芸術とその歌手たちのオールスター大会、なのです

題して、「 甦るGOS48 (グレート・オペラ・シンガーズ)」

タイトルは一瞬、蘇るGSかと思ってしまいますが、タイガースや筒美京平の代わりに、パバロッティー、マリア・カラス、ヴェルディ、ワーグナー、ブッチー二が登場。島田さんの「海よりも深いオペラ愛」から発せられる、刺激的なオペラ論を、爆音とともに堪能する一夜です。

ゲストの島田雅彦さんご本人からいだたいたコンセプトは、「ハーデスの薄暮から聞こえてくる20世紀往年のオペラ歌手たちの声を堪能し尽くす夜」。フフフ、素敵でしょ? ハーデスとは、ギリシャ神話の冥府の神。人々の心をその声で千々に乱れさせ、快楽の扉を開けてしまった罪で、名歌手たちの魂は地獄に落ちているやもしらず、その声を召還する、という試みになることは必須。

参考資料↓
  



ワグナー『ローエングリン』 ブラシド・ドミンゴ
  



 プッチーニ『トスカ』マリア・カラス

そう、オペラは人間の愛と死を、人間の本能に直接話法で訴えてくる芸術。ご本人、文壇きってのグルメであり、ヨーロッパ史にも詳しい島田さんが、作曲家と歌手たちにどう切り込んでくるのか?! 少数のディレッタントが育ててきた20世紀の西洋音楽の中の大輪の花を 、今宵はじっくりと堪能しましょう。

教養としてのクラシックではなく、ドミューンに親しんだクラブ耳を持つ人にこそ体験してほしい、この爆音音浴。録音とクラブ音響という現代のテクノが入ってこその、音と脳と身体とのセッションを堪能していただければ幸いです。

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Yuyama Reiko presents
爆クラ 第七夜「 甦るGOS48 (グレート・オペラ・シンガーズ)」

11月11日(金)19:15開場(ひみつの映像有り)、20:00開演
音楽実験室 新世界【六本木通り沿い。西麻布と六本木の間、ディスコa-lifeの並び】

料金;¥2,000+ドリンクオーダー
¥1,000+ドリンクオーダー(学割)

予約をぜひ!

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曲目予定

1、モーツアルトとサリエリ 
「ドン・ジョヴァンニ」から
Madamina ! Il Catalogo e questo ローランド・パネライ(B)
Fin ch’han dal vino calda la testa ニコライ・キャウロフ(B)
サリエリの隠れた傑作 チェチリア・バルトリ(MS)
2、テノール・レッジェーロの魅力
ロッシーニ 「タンクレディ」「アルジェのイタリア女」
「ウイリアム・テル」「オテロ」から
テノール ホセ・カレーラス、クリス・メリット、フランシスコ・アライサ ほか
3、マリア・カラスのコロラトゥーラ
ドニゼッティ、ベッリーニの名アリア
夢遊病の女 ルチアから
4、ヴェルディ マッチョ礼賛 二〇世紀の名歌手列伝
「運命の力」から ドン・カルロとドン・アルヴァロの二重唱
「オテロ」から Esultate!  と「イアーゴの信条の歌」
「アイーダ」から ラダメスのアリア
「仮面舞踏会」から おまえこそ心を汚すもの
「イル・トロバトーレ」から 見よ恐ろしき炎を
テノール マリオ・デル・モナコ、ベニアミーノ・ジーリ、ホセ・クーラ、ラモン・ヴィナイ、エンリコ・カルーソー、ユッシ・ビヨルリンク、ルチアーノ・パヴァロッティほか
バリトン ティート・ゴッビ、エットーレ・バスティアニーニほか
5、勇気がワグナー
「ローエングリン」から In fernem land プラシド・ドミンゴ(T)
「ワルキューレ」から Wintersturme wichen dem Wonnemond マリオ・デル・モナコ
6、ヴェリズモの美メロ
「アンドレア・シェニエ」から Un di L’azzuro spazia Come un bel di d’Maggio
「道化師」から 衣装をつけろ
「ウエルテル」から 春風よなぜ私を目覚めさせるのか
テノール フランコ・コレルリ、カルロ・ベルゴンツイ、ジュゼッペ・ディ・ステファノ
7、商売上手のプッチーニ
「マノン・レスコー」より Donna non vidi mai
「トスカ」より 歌に生き恋に生き
「蝶々夫人」より 二重唱
ニコライ・ゲッダ、マリア・カラスほか
8、島田雅彦氏のお気に入り
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ゲスト
島田雅彦(しまだまさひこ)

小説家。東京外語大学外国学部ロシア語学科卒業。大学在学中の83年,『優しいサヨクのための嬉遊曲』でデビュー。芥川賞候補となる。『彼岸先生』で泉鏡花文学賞を受賞。初期の作品に『ドンナ・アンナ』という表題があるように、オペラに造型が深く、皇室をめぐる血族4代の恋愛を描いた『彗星の住人』を発表のその後、「Jr.バタフライ」として2004年に自信の台本にて、三枝成彰作曲にてオペラ化された。他にも同作曲家とのコンビで「忠臣蔵」などの作品がある。法政大学国際文化学部教授。芥川賞選考委員。
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2011年10月5日水曜日

爆クラ <第六夜>「脱原発クラシック ~曲たちは警鐘を鳴らしていた! 10月14日(金) 20時


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「父さん 父さん 聞こえないかい   魔王が小声でボクに言うのが」
「落ち着くんだよ なんでもないよ。枯れ葉にざわつく風の音だよ」
~ゲーテ「魔王」

 3.11の震災と原発事故から、はや半年以上がたちました。のど元過ぎれば熱さ忘れる、という国民性も、さすがに今度ばかりはなりを潜め、表立っては平穏でも、個人的にいろいろと行動を起こし始めている人が多いように思います。

録音クラシック音楽を爆音で聴く「爆クラ」。今回のゲストは、快著『クラシック批評こてんぱん』などで名高い音楽評論家、鈴木淳史氏。彼から上がってきたテーマは、ずばりこれ!!

爆クラ <第六夜>「脱原発クラシック ~曲たちは警鐘を鳴らしていた!」 
10月14日(金)  20時 @音楽実験室 新世界http://shinsekai9.jp/2011/10/14/bakukura5/

クラシック音楽は、いかに原子力を描いてきたか、ということを耳で体験する試みです。水や火や風のように自然界にあるパワーと異なり、人間が科学を通じて作り出してしまったエネルギーである原子力。 1960年前後の文化フィールドを背景に多く生み出された現代音楽作品には、そのとんでもないパワーへの”畏れ”をクラシック音楽の音響的挑戦で描いた傑作が多く、その響きに、3.11以降の現実に生きる私たちの耳は何を読み取るのでしょうか。今、問われている原子力とエネルギーの問題を、時代性とともにクラシック音楽の力を借りて、さかのぼって検証していきます。

市民革命の気風を音楽に込めたベートーベンや戦後の東洋思想ブームを象徴したジョン・ケージなどの例にもれず、 クラシック音楽はいつの世も時代と密接に関わってもきました。音楽評論家、鈴木敦史氏のさすがの豪腕セレクションにて、クラシックはいかに原子力を描いてきたか、を紹介していきます 。

映画「原子力発電の夜明け」中、臨界シーンに登場する 山本直純作品、という直裁なものから、広島と長崎に落ちた原爆の脅威を前衛的な音響技法で描いたといわれるペンデレツキやシュニトケといった現代音楽作曲家たちの作品たち。そして、核の落とし子である「ゴジラ」を描写して伊福部昭は、あの印象的なオーケストレーションで大衆を魅了していきました。そして、古典の分野でも、ゲーテの詩にシューベルトが曲をつけた歌曲『魔王』の内容は、目に見えない魔王に怯える子供と、それを気の迷いとして聞き入れない父親の悲劇、というもので、これまさに、現在の原発を巡る世論のせめぎ合いの人間心理ともいえるものです。

参考資料↓「ゴジラのテーマ」





ご存知。怖さの一方でユーモラスな生命力もあるテーマメロ。

Threnody for the Victims of Hiroshima - Seiji Ozawa / Staatskapelle Dresden (1976)




小沢征爾指揮のペンデレツキ「広島の犠牲者のための哀歌」。高音の弦の震えが本当に怖い。

それらの作品たちに色濃く感じられるのは、暴走すれば自分たちの制御能力をはるかに超え、兵器となれば大変なことになる原子力への”畏れ”というもので、クラシック、現代音楽がそこをどう表現してきたか、というもの。それら、オーケストラの音響成果というものをじっくりと体験してください。


教養としてのクラシックではなく、ドミューンに親しんだクラブ耳を持つ人にこそ体験してほしい、この爆音音浴。録音とクラブ音響という現代のテクノが入ってこその、音と脳と身体とのセッションを堪能していただければ幸いです。


曲目予定

●山本直純:映画「原子力発電の夜明け」より臨界シーン(映像)
●J.シュトラウス:ポルカ・シュネル《起電盤》/爆発ポルカ
●シューベルト:魔王
●ベートーヴェン:ハンマークラヴィーア(管弦楽版)
●ベートーヴェン:交響曲第9番《合唱付き》
●モーツァルト:レクイエム+ノーノ:広島の橋の上で
●ペンデレツキ:広島の犠牲者のための哀歌
●シュニトケ:オラトリオ《長崎》
●伊福部昭:映画「ゴジラ」の音楽
●ヴァン・デ・ヴェイト/チェルノブイリ

ゲスト
 鈴木淳史(すずきあつふみ)
クラシック音楽評論家。1970年生まれ。法政大学日本文学科卒業後、主にクラシック音楽に関する私批評を展開。著書に『萌えるクラシック―なぜわたしは彼らにハマるのか 』『わたしの嫌いなクラシック』『美しい日本の掲示板―インターネット掲示板の文化論 』(以上、洋泉社新書y)、『「電車男」は誰なのか―“ネタ化”するコミュニケーション 』(中央公論新社)、『クラシック批評こてんぱん』(洋泉社文庫)、『不思議な国のクラシック―日本人のためのクラシック音楽入門 』(青弓社)ほか多数。
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湯山玲子presents
爆クラ 第6夜「脱原発クラシック ~曲たちは警鐘を鳴らしていた!」 
10月14日(金)

料金 ¥2,000+ドリンクオーダー
¥1,000+ドリンクオーダー(学割)
19:15ドアオープン
20:00スタート
場所 音楽実験室 新世界【六本木通り西麻布と六本木の間、クラブ「alife」の西麻布方向の隣地下  03-5772-6767】

●↑予約を是非どうぞ。
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