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2008年6月25日水曜日

六月は魔の季節、CICADAと麻婆豆腐と



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CICADAの勇姿。ボケボケだー。と「東波」麻婆豆腐の勇姿。


野宮真貴さんが昨日の中華料理屋でつぶやいた一言。
「六月は魔の季節なんだよね」
そうなんですよ。六月ももうすぐ終わろうとしているが、何だか心騒ぐ事件や体験が近頃続いている。秋葉原の事件はみなさんご存じのごとく、今日も今日とて、77歳が一家を皆殺しするという不穏さ。低気圧はやっぱり人心に影響を与えるのでしょうか。
大いなるダイエット実行期をはや一ヶ月すぎ、肉体改造に余念のない私は、最近、自転車生活を復活させているのですが、先の週末には二回も山手通り、全身ずぶ濡れ疾走をやってしまいました。当然のごとく、もの凄く寒くて、不快なのですが、その一方で、何だかワイルドなエネルギーがむくむくとわき上がってきたのも事実。黒澤明の「七人の侍」スイッチが入りましたね。このまま、百姓一揆でも起こしたろーか、という。
ずぶ濡れの一回目は、代官山UNITでのPulume 2nd reception ”rise" QUIVVER DEBUT ALBUM"Dirty Nails &  Vapour Trails" RELEASE TOURパーティーの帰り。この日、メインのクィーバーは来日せずだったのですが、私のお目当てはCICADA。彼のプロデュース作品はソリッドかつ官能的で私は大好きなのですが、DJを体験するのはお初。
この人の非凡なところは、やっぱり音造りで、山場(わかりやすく言えばドラムロールでアゲていくとこ)の音の重層性と配置ははっきり言って、こんなアゲ方みたことない、っていうような音像を造り上げていました。お得意の見立てで言えば、先ほどの「七人の侍」の百姓軍団が武器を携え、全速力で目黒の行人坂(もの凄い急坂)を駆け上って行くような、と、これはギャグですが、まるでカンザス名物の大竜巻のように最大出力しかも複雑で繊細。ただし、この後の着地がちょっと普通でした。地面にたたきつけられる衝撃でもいいし、ぶつかる、と思ったら違う時空に行っちゃった、というようなオドロキが私は欲しかったですね。とはいえ、これはあまりにもその音像の印象が凄かったゆえのワガママな希望でした。全体的にはとってもよかった。
それはそうと、踊っていたら、若い男性に「湯山玲子さんですか?」と声をかけられました。フロアでひとり踊るババアと言えば、まあ、日本では数少ないわけなんだけれども。
モデルの渋谷マリアさんがお亡くなりになったのも、急でした。
お葬式は土砂降りの雨の中。
彼女はクラブカルチャーの一角にいた数少ない女性のひとりであり、ファッションというだけではなく、かなりツウに音楽に相対している人でした。最後に話したのは、坂本龍一さんの楽屋裏でしたね。一度、飲みましょう、と合うたびに言っていて、結局、そのことは実現しませんでした。
昨日も雨でしたが、ミーティングの後、野宮さんと一緒に原宿の「東波」ディナー。
本当は帰って仕事するつもりが、どうしてもここの激激辛い麻婆豆腐を食べたくなってしまった。下をビリビリシビレさせる山椒に内臓を焼きながらも、ひたすら食べ続ければやっぱり、ワイルドな力がみなぎってくる気がします。
魔の季節を退散させるにはハードなイニシエーションが必要なのでした。
PS
それはそうと、この前の日曜日にななんと、クラシックバレエの体験レッスンを受けてしまった! これも超ハード。シルヴィ・ギエムと私との距離は百億光年に近い・・・・。

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2008年6月22日日曜日

しょこたん、中川翔子との熱い夜



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しょこたんとワタシ。

もうはや、二週間以上前のことですが、しょこたんこと中川翔子のコンサートに行ってきました。
 行くまでの彼女に対する知識は、たぶんそのへんのオヤジよりちょっとマシ! ってな程度で、カワユス、ギガント、コスプレ、和製デビッド・ボウイだった故・中川勝彦の娘、マンガ「脳子の恋」の作者などなど。世間一般を見渡すに、そういう美少女オタクのアイドルはまあ、出てきて当たり前だろうと思っていたのですが、ちょっとン? とひっかかたのが「脳子の恋」でしたね。いやー、結構ダークなグロ趣味で、アイドルの表現とはほど遠いカルトな内容。どう考えてもテレビで愛嬌を振りまくあの可愛らしい姿と重なるところがひとつもなく、私、同性同名の作家(それも、男)がいてその人が書いているんだと、勝手に解釈していたぐらいだもの。
 さて、コンサートですが、場所は後楽園の中のJCBホール。ステージと客席の位置が近い良いホールです。
 美少年バンド(最近の若い奴らはみんな楽器、上手いね)と二人のセクシー系女性ダンサーを従え、ところどころに映像がインサートされるという王道の展開です。もちろん、客席ファンとのコール&レスポンス含めたしょこたんトークは大いなる見所なのですが、こ・れ・が、ホント凄いのよ!
 いやー、びっくりした。この反射神経と頭の良さはただ者ではない。しょこたん語も、こりゃ、彼女の内面から沸き上がってくるひとつの表現に近い。ほら、昔クラスでオリジナルフレーズをつくって学年に流行らせるような人気者がいたでしょ? そんな感じ。黒人のストリートスラングもきっと、オリジネイターがいたと思うんだが、それは彼女みたいな人物だったんでしょうね。のりピーの「マンモスラッピー」やさとう珠緒の「プンプン」などのアイドル言葉なんかとは違って、語彙の種類、その変格活用ともに底なし沼のように深いのだった。そういえば、後藤久美子のゴクミ語録という本が有りましたが、ゴクミのように少女の舌足らずのゆえに鋭い感性のものとはまた、ちょっと趣が違って、やっぱりひとつの言語体系まで行っている企てだなぁ。しょこたんワールドでコミュニケーションする一種の外国語、なのでしょうねぇ。
 客席から小さい女の子に「しょこたん、カワイー」とコールされたとたん、「カワユスなー、カワユス、カワユスッ。会場に響き渡る幼女の声~」としょこたん。幼女というワードを突然、出してくるセンスも凄いが、カワユス~ッの身もだえするような発声に、私、心根をがっちり捕まえられてしまいましたぜ。
 小泉今日子→森高千里に続く、カルチャー系アイドルの継承者であることは間違いないのですが、天然に加えこれだけ武器、スキルを持っているとは、将来、オソロシス。
 客席も面白くて、男オタクファンに迫る勢いで、女子の熱烈ファンがキャーキャー騒いでいる。森高の全盛期のコンサートは、オタク男のマッスでなんちゅーか、オナニーの情念がぐるぐる渦巻いていてちょっと辟易したのだけれど、時代は変わったもんです。
 バックステージパスをもらっていたので、しょこたんご本人とも会うことが出来ました。ご本人、とってもマジメで正しく生きている人、という感じがしましたよ。
 その後、ワタナベエンターテインメント社長の渡辺ミキさんと寿司。ミキさんとはやっぱり、同世代感があるんだよね。「シャボン玉ホリデー」のラストソング、ザ・ピーナッツ歌うところの「スターダスト」を小学校の時、校庭のブランコに乗りつつ大声で歌っていた過去の時間は彼女のご両親が造り上げた偉大な文化のたまものだったわけですから。しかし、しょこたんといい、青木さやかといい、ニューモデルの女性像のアンテナに敏感なところが凄い。
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2008年4月22日火曜日

マイ・ブルーベリー・ナイツに仰天だァ!



いやはや、凄い映画があったもんだ。
「マイ・ブルーベリ・ナイツ」、ウォン・カーウァイ監督の初ハリウッド作品です。
これ、前評判、あんまりよくなかったんですよ。おまけに、宣伝コピーが「極上のスィーツのようなラヴストーリー」と来ている。これ、ホントに映画会社が客を呼ぼうと考えたコピーならば、とんでもない勘違い。だって、このコピーのおかげで、思わず「今回、やめとこう」と思った私がいたわけですから。
 いやね、当方、少なからず、リサイタルとか、イベントとか、編集アンド広告をやっている手前、よくもまあ、こういうコピーが考えられたもんだ、と逆に感心するようなオザナリ感さえ感じてしまうのは、この映画が決して「極上の~」で想像されるような、紋切り型の恋愛劇とはまったくもって違う、恋愛なき時代の現代の恋愛の在り方の一断片を描いてたぐいまれな成功を収めているからなのです。
 これ、極上のスイーツというよりも、たとえるならば、酒、でしょう。それも、ボルドーがどうとかのグルメ系じゃなくて、アル中主婦がキッチンに隠していたり、激飲みして意識を失うようなときのボトル一本。まあ、ブルーベリーパイを置いたのは、その反語としての効果かもしれません。LSDのペーパーに、可愛らしい天使の絵やミッキーマウスが印刷されていたりするのと同じということだね。ミッキーだけどトランス、ブルベリーだけど超辛口という。以前の「ブエノスアイレス」も地球の果てまで移動するのに、想いは幽霊のように関係者にへばりついている恋愛という想念の物語でしたが、今回もツカミは同じです。舞台が香港からアメリカに移ったわけだけど、もう、何の問題もなく、説得力ある普遍設定になっています。
 しかしながら、香港ピープルもアメリカ人も、土地と関連なき人々なわけで、かれらの移動と孤独の在り方はもはやお家芸。日本にも漂泊の美学はありますが、たとえば最近で言えば、川上弘美の「真鶴」もそうだけど、恋愛などの人間関係に行くのではなく、自然や異世界に人の興味が行っちゃうんですよね。アチラの遠距離恋愛は、パワーと本気度が違う。
 ブルースという音楽ジャンルがあります。
 失恋や身近な人の死、つたわらない想い、など、人間の「どうしようもないこと」に関して歌われる屈指の表現形態ですが、この作品は、まさにブルースという表現のコンクな塊をそのまま、映像に移し替えたよう。
 これ、凄いことなんですよ。ブルースって歌詞のせいか、B級C級を含め映像化されやすいんですが、この音楽自体が持つ、様々な感情や知性や諦観みたいなものも含め、ブルースというものが持つ凄い深みと沃野をそのまま、映像にカルチャーごと置換し得た作品というのは今まで見たことも、聞いたこともない。もう、オールドスクールとなってしまったブルースですが、それが人間の感情に深くコミットしていた以上、形を変えて表現の俎上に乗ってくるはずなんですが、あんまり、これぴったり来るものを今まで見たことがない。ブルースという音楽について知らない人がいたらり、この映画一本みればいい、ってなぐらい。
 「欲望の翼」でザビア・クガート、ロス・インディオス・タバハラスを使い、「ブエノスアイレス」で仰天のザッパやハッピー・ドゥギャザーを使った世界一耳の良い監督だけのことはある。このような失意を歌ってあまりあるジャンルは、演歌もそうですし、シャンソンもそう。しかし、悲しみの中にも妙に醒めた独立独歩の力強さがあるところがブルースの真骨頂で、そこが見事に、監督がもとから持っている、独特な人間関係感に呼応していると言えます。
 監督的には舞台背景が、香港から舞台をニューヨークに変えたわけですが、「かりそめの地を行き来する他人だからこそ、必然に誓い強度を持つ恋愛」はよりいっそう鮮やかに描かれている。こういう肌合いを見せられると、KYなどどいって同質の空気の中でチンケな色恋沙汰に明け暮れている日本人たるおのれを呪いたくなる場面は多かったですね。実際。
 ノラ・ジョーンズの存在は不思議の国のアリスでもあり、星の王子様でもあります。
 ガラスの覆いをほしがったバラの花はすなわち、女ギャンブラーであり、王子様であるノラは、最後に地球で自分を待っている男の元に帰還するというストーリー。
 ポスタービジュアルで有名な、ノラとジュード・ロウの卍型のキスシーンは、そこに至る状況も含めもの凄く官能的で美しい愛の表現。
 もう、これは、バカラックとか、ポール・マッカートニが造り上げるメロディーのようなもので、こういうことが出来る映画監督を天才と呼ぶのだと思うのです。

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2008年4月16日水曜日

野宮真貴リサイタル、ソーカツなのだ。


 

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(上)ハイライトで野宮真貴頭上に輝いた、ブラウンダイヤモンドティアラ。
(中上) ビッチーニの新婚アツアツ寺田嬢と。
(中下)そう、左上に燦然とかがやくドン小西、極太ゴシック。
(中々)白と黒のダンサー美少年、スヌーキーとニック。そして振り付けの横町さんと。
(下)岩谷君と野宮さんは何かトランプの王様と女王様に見える。

一週間前のこの時間のさらに二日前、野宮真貴リサイタルVOL2「エレガンス中毒」は無事、全公演を終えて、打ち上げ会場にてワインと日本酒を飲んでいたのでしたっけ。初めて海外に行ったころ、リヨンのホテルで真夜中ぱっちり目が覚めたり、
の不思議な覚醒や時差ボケのタイムラグにびっくりしたものですが、今や年中そんな感じ。明日にでも、スパイラルに着物着て行っちゃいそうな継続感覚はいったい何なのでしょうか。
 リサイタル最中から意識を「終わった後」に飛ばしていたせいか、たんたんとしかし、山のような積み上げ仕事をやって、おまけに京都に出張に行ってたら、ご報告がこんなに遅くなってしまいました。逆に今ぐらい寝かせると、ちょうどいい記憶の落ち着き具合かもしれません。
 まずは、主人公の野宮真貴さんですが、凄かったですねー。「古くからの友達でしょ」と言われるのですが、実はそうではなくお仕事を始めたのはほんの三、四年前ぐらいから。 あのときふたりで飲むと必ず言っていたリサイタル形式のショウでしたが、こんなに早く形になり、二回目にしてここまで出来たのは、彼女の揺るぎのない意思とクールな推進力に他なりません。今回は何と言っても、ご本人の圧倒的な綺麗さが発揮された舞台でした。「違う生き物だよねぇ」と知り合いのコピーライターが終演後に言ってましたが、まさにその域。ピチカートの時は男性の妄想の果ての女性像だったわけですが、今回は何か、キレイな動物のような、いや、手塚治虫描くところの宇宙人のようなもはや、人類を超えた何かがありましたね。ブラウンダイヤモンドのティアラをかぶっていましたが、あの硬質な輝きも何かSFチックだったし。
 そのたぐいまれな美しさを引き出したのは、それ一筋にすべての表現を統合させていく、演出家の林巻子(ロマンチカ)さんの膂力につきます。「年下の男」のエロスと暴力性は菊地成孔から渡されたバトンを見事に舞台上に花開かせた、秀逸なシーンでした。ブレイクからギターのリフとともに3人の男女が「次なる死のプレイ(ホントかいな)」に突入していくの図、そこから、野宮ソロのドラッグのデス感覚の陶酔にあふれた「麻酔」に続く流れは奇跡とも言える美しさです。そして、今回、林さんのユーモアも所々に光ってましたね。あっ、やっぱり手塚治虫なのかも。鹿女も出てきたり、両性具有っぽかったり。冒頭の爆発の映像は私、そこに「ドカーン」という吹き出しの擬音を見ていたかも。横町慶子さんの振り付けは、ゴーゴー系になると本領発揮。この人にアキバ系の女の子たちの振り付けをやってもらいたい。ぜひ。
 音楽監督の菊地成孔さんは、もう言うまでもありません。
まあ、良い曲多いよね。MCで野宮さんも言ってましたが、「ひとつの歌には様々な表情がある」と。スパンクハッピーのテクスチャーがとりとめもない風なら、今回の野宮歌唱は火や水のパワーを感じさせる巫女的な感じもあった。(巫女でも裸足のそれじゃなくて、ちゃんとハイヒールはいているタイプ)「拝啓 ミスインターナショナル」はもうもう、往年の榊原郁恵に歌わせたいほどのアイドル歌謡ですし、それを思うと菊地さんには妄想バリバリで、つんくや秋元康みたいなアイドルグループをプロデュースしていただきたいものだ。曲はどれも素晴らしいのですが、私、特にエンドロールの打ち込みクラシック(OST「パビリオン山椒魚」に収録)がいいなあー。
 さて、衣装担当の俊英デザイナー、岩谷俊和さん。彼のつくるドレスは私、考えるにフランス料理のデセールなんだと思う。コースのメインがすべて出た後、その印象をすべて消し去り、その空白の中に一発でコース全体の印象をホログラフィーのように立ち上がらせるような強度と独立性。私、この間何の気なしに銀座の「マリアージュフレール」に入ったのですが、そこのチョコレートケーキがまさに岩谷ドレスだった。デセールをパスすることも多い昨今の日本人ですが、フランス本国のデセールはガツンと甘い。甘すぎるほどに甘い。その体力を鑑みるに、彼が今、活動の舞台をパリに移そうとしていることはまったくもって正しいと言えます。岩谷君、話してみると、映画や絵画などのモチーフが根本的に無い人なのですが、グリーナウェイやバズ・ラーマンとかのスキモノビジュアル監督の衣装とかやっても面白いかもしれませんね。
 ダンサーふたりの美少年、ニックとスヌーキーはほとんど顔で選んだと行っても過言ではないのですが、踊りもよかった。何よりも、ストリート系である彼らが横町さんの伽バレッタな振り付けをよくこなしたものです。ふたりとも対照的なイメージがあって、萌えポイントとしては充分でした。前述したように私、マンガの「シグルイ」にハマってまして、ふたりの踊りを見ながら、頭の中で決闘シーンをオーバーラップさせたりしてさ、ずいぶんと楽しませていただきました。
 私は第一回目と同様、毎日、着物ドレスアップにてロビーでプロデューサーという名のご挨拶係をやっておりました。毎日とっかえひっかえしていた着物は、すべて野宮真貴関連のイベントでもお世話になっている小田章のもの。いやね、今回、あんまりにも忙しくて、自分の着物をセットアップする時間も体力もなかったので、小田章の専務に泣きついて揃えてもらったのです。小田章の内藤さんは私の好みや個性をよくわかっているのでほとんどお任せ。「ドレスアップしてきてください」とお誘いしているだけに、招く方も気合い入れないとマズイわけですね。まあ、歌舞伎役者の奥さんの役目ですから。ロビー回りは。というか、私は自分の姿が母親とダブって見えたよね。母親もよく父親のコンサートでそういう役回りを着物でやってたけれど、ドタバタしているんで、よく帯留めが取れていたりするのを、いろんな人が直していたんですが、今回も着付けをしてくれた如月まみさんがちょいちょい直してくれました。感謝。
 今回、二日目に開演前を利用して、ダイアモンドティアラのお披露目会をしたこともあって、いろんな方がお見えになって下さいました。
 ロバート・ハリスさん、クリス・ペプラーさん、ドン小西さん、フランソワーズ・モレシャンさん、山咲千里さん、YUKIさん、高見恭子さん、アナウンサーの阿部知代さん、辛酸なめ子ちゃん、工藤キキちゃん、イランイランの青柳さん、ケイタマルヤマさん、アンドモア、という強力メンツ。お花もユーミンさんをはじめとしていろいろな方からいただきましたが、やっぱりドンさん凄い。ドン小西って、こんな太い書体どこにあるのか、というほとんど大学紛争時の立てカンのような超ド級名札はカッコよすぎ! 名は体を表すっていうことです。
 スポンサーになっていただいた、カシケイブラウンダイヤモンドさんをはじめとして、ピーチ・ジョンさん、アルマクリエイションさんには本当に多大なご協力をいただきました。あらためて、お礼を申し上げるとともに、応援してくれた媒体のみなさま、お客様に感謝いたします。

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2008年4月3日木曜日

野宮真貴リサイタル前夜なのだ



本日は、スパイラルホールにて初のリハ。
 菊地成孔、岩谷俊和両陣営も揃って、まさに御前試合の様相でございます(と、先週末からの「シグルイ」の影響か、どうも思考が武士道なり)
 音も実際に劇場で鳴らすと響きが違うし、照明はもっと大変で初めて、プランではなく本当の光を当てることになるわけです。あっ、映像も一緒ですね。初めて、舞台に絵が浮かび上がる、という。
 しかしながら、本番って必ずやってくるものですよね。
 逆にずーっと稽古ばかりで、本番がないということはあるのだろうか? そのネタで不条理小説が書けそうな気がします。カフカみたいな、ある種の刑罰のような・・・。リハーサルばかりの人生。いや、人生はリハーサルだ、なんて寺山修司が言ってそう。あっ、それはサーカスか。
帰りに野宮さんとダンナさんと息子ちゃんとみんなで下のcayに言って軽飲み。
息子であるニキ君はまた背が伸びており、「シグルイ」を知っておりました。さすが、マンガ好きだけのことはある。
飲み中、メイクの富沢ノボルと話していて、急に「ヘアメイクマンガ」を思いついてしまいました。主人公はノボル少年で、ライバルの陰謀にあって憤死した父の復讐に燃える、炎のヘアメイク師。サブキャラとしては、ヒマラヤの山中で雪豹の毛を使った、究極のメイクブラシを作り続ける老師がおり、野宮さんはメイクの妖精で、ノボルのピンチの時、三回まで魔法を使えるという具合。レディコミ系には「ヘアメイクは見ていた」っていうんで、メイクの現場の愛欲図(そんなのあるのか?)を暴く、というのも出来ます。化粧品は今、科学最前線でもあるので、「美味しんぼ」型のうんちくでヴォーチェさん、いかがっすか、という感じです。
さて、明日は本番です。
舞台の神様がにっこり微笑んでくれることを祈ります。



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2008年4月2日水曜日

野宮真貴リサイタルまであと二日なのだ、が・・・・。



本日より、スパイラル劇場入りです。
大道具さんとか、取り付けのプロの人があっという間に舞台を組んでいきます。そうすると、あたりにふわーっと木の香りがするんですよね。材木屋さんの匂い。
ロビーに机を出して、チケットの配券だとかもろもろの打ち合わせと、おびただしい確認電話。
一年前と比べると自他共々格段に進歩があり、やっぱり経験は人を成長させるねえー。などと、大晦日のようなことを考えていたのですが、そういえば、これって、私における紅白歌合戦なのでは! それにしては美川憲一が多すぎる気も(笑)。ノミヤマキは今回、凄いドレス、着るしなぁ。
毎日、結構ツメツメなのですが、そういえば、この間の土曜日に家で仕事したくなくて、行きつけのマイマンガ喫茶ネットカフェである目黒アベルトに入ってみつげたのが、「シグルイ」という時代マンガ。これ、ひさびさにハマりました。残酷濃厚時代小説の大家、南條範夫先生の原作による剣豪ピカレスクなのですが、ざっくり言えば性格も容姿も対照的な美青年剣士が、ずたずたになって勝負するというドラマ。
 いやもう、出で来るキャラが濃くて濃くて、最後までシビレまくり。山田風太郎とタランティーノと聖マッスルを足して3で割ればこうなるっつーか。今回のリサイタルも、野宮+林+岩谷+菊池+横町という濃厚メンツだし、最近、どこを見渡してもそればかり。
画像ファイル "http://img05.shop-pro.jp/PA01015/142/product/4212970_o1.jpg" は壊れているため、表示できませんでした。
バランスを取るために、ひとり抜け出して、近くの「権兵衛」にて、かきとワカメのそばを注文。かぼすのスライスが入っていて、ちょっとタイの汁ソバ風でサッパリ。センスよし。
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2008年3月31日月曜日

野宮真貴リサイタルのススメ



  今さっき、稽古場から帰ってきて、崎陽軒のシウマイを食べつつこれを書いています。お茶はウーロンではなく、あえて、一保堂の茎ほうじ茶。
 
とうとう、今週末になりました、野宮真貴リサイタルVol.2『エレガンス中毒』。

http://www.missmakinomiya.com/
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日程:2008年4月3日(木)〜4月6日(日)
会場:スパイラルホール(東京・青山)
で、あり、宣伝テキストby 川勝正幸
によると、
『エレガンス中毒』は「21世紀のリサイタル」を進化/深化させるべく、野宮真貴のノワール・サイドにスポットを当てたエロティシズム×ロマンティシズムの饗宴をおとどけできると自負しています。演出・構成・美術は、ロマンチカ主宰の林巻子。前作でオーディエンスを魅了した野宮との化学反応は、その挑発の度合いを増し、蠱惑的な空間を出現させるにちがいありません。そして、前作の客演で一瞬にして青山にピガール/歌舞伎町の匂いをただよわせてくれた菊地成孔が、満を持して音楽監督を担当。作詞・作曲・編曲を手がけた新曲2作——「年下の男」、「年上の男」の会場での反応が楽しみです。衣装はすべて、以前からふかい交流があったDRESSCAMPの岩谷俊和の新作!振付はロマンチカの横町慶子。彼女の踊りへのするどい感性を、Vol.1以上に、野宮のワン&オンリーな肉体をつうじて贅沢に享受してください。エレガンス中毒という名の不治の病に罹った5人のコラボレーションは、おそらく同病でいらっしゃるみなさまを、強烈な美学が交差する迷宮へと誘うでしょう。
と、なっています。名文です。
ステージの内容はヒミツですが、一言で言うなら「女優っぽい」んですよ。今回は。いや、野宮さんがっていうのではなく、たとえば、スクリーンに女優の顔が大写しになってそれだけで何かが伝わってしまう、というのがあるじゃないですか。ジーナ・ローランズの『こわれゆく女』とかの。何だか、そういうモノを見せられている気がするんですよね。
人間疲れてくると、よく森林浴するじゃないですか。
今回のリサイタルは美人浴といってもいい。男性ダンサーふたりが参加しますが、彼らもとっても綺麗な顔なので、美人浴+美男浴。そして、本物のダイヤモンドもキラキラ輝いているのでついでにダイヤモンド浴。

舞台って成長が早いんですよね。
つい、数ヶ月前ではパソコンのPDFファイルにすぎなかったものが、日々、現実化して行く速度は赤ん坊の成長のようです。しかし、それは、4日間だけの命であとは記憶と映像の中に仕舞われてしまうんですよね。だから、いろんな人に見ていただきたいと切に思うのです。
若干、チケットが余っています。
野宮真貴リサイタル Vol.2 エレガンス中毒
■料金(税込):全席指定 \7,350
会場 東京・スパイラルホール 主演 野宮真貴
日程|2008年4月3日(木)〜4月6日(日)
3日(木)ソワレ 開場18:30/開演19:00
4日(金)ソワレ 開場18:30/開演19:00
5日(土)マチネ 開場13:30/開演14:00
5日(土)ソワレ 開場18:30/開演19:00
6日(日)マチネ 開場12:30/開演13:00
6日(日)マチネ 開場17:00/開演17:30
チケットぴあ(通常番号0570-02-9999/Pコード:280-161)
http://artists.pia.jp/pia/artists.do?artistsCd=11013477
ローソンチケット(通常番号0570-084-003/Lコード:33982)
http://l-tike.com/d1/AA02G01F1.do?DBNID=1&ALCD=1&FWDT=%96%EC%8B%7B%90%5E%8BM
まで、どうぞ、よろしく!



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